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ひとり言ー今年のワクチン

昨年の今頃、国内の初の新型インフルエンザの患者が確認されました。
去年の春、日本に戻っていた私がテレビを見ていると、メキシコで新型インフル発生のニュース速報が突然流れた後、うろたえた舛添大臣の記者会見や、成田空港を白い防護服をきたスタッフが右往左往する様子が映し出されました。それでも水際で防ぐことができず日本にも新型インフルが流行し始めたということで、日本はパニック状態になってしまったのです。
そして今年の春、日本に戻ってみると、新型インフルはすっかり影を潜め、その代わりに、子宮頸がんワクチンの話が急浮上しているのを知りました。
まず栃木県大田原市で小学6年の女子全員に公費でワクチンを接種するということが報じられたのですが、このワクチンのニュースを聞いて、直感的に不自然さを感じたのです。

なぜ今、この病気が急浮上するのでしょうか。そして日本も地方の財政難なこの時期に、3回の接種で5~6万円もする高額なワクチンの費用を公費で負担するほどの緊急性のある病気なのでしょうか。しかもそのワクチンの効果は70%しかないと製薬会社が認めているのです。最も重要なことは副作用ですが、その安全性はまだ確認されていない状態。海外では接種直後に死亡した例もあり、このウィルス抗体を持った人が接種を受けるとかなり高い確率でガンが発症するという説もあるのです。そんなワクチンを行政側はなぜ、急いで小学生の女子に接種したがるのでしょう。更に次のような疑問もわいてきたのです。
1、なぜ栃木の大田原市は全員を対象とする集団接種なのでしょうか。子供にこのワクチンを接種させたくない親もいるでしょう。これが大都会であれば、疑問や反対の意見を持つ親が出てきて、全員対象の集団接種は難しいかもしれません。
2、この病気は、ウイルスに感染してもほとんどの人は自分自身の免疫力によって病気は発症しないし、インフルエンザのように爆発的に流行するような病気ではないのに、なぜ半ば強制的な集団接種を行なうのでしょうか。
3、この病気は、多数の男性とかかわる女性が罹患し易い病気。当然男性はかからないし、人口の全体からみれば、それほど多くの人がかかる病気ではないのです。そしてガンの中ではそれほど恐い病気ではなくなったときいています。最近増加傾向にあるとしても、他にもっと重大で危険な病気があると思います。
4、4月9日を「シキュウの日」にしたり、また某女優が「公費で接種を受けられるよう」陳情する様子を放映したり、派手なキャンペーンをはって煽る目的は、国民の健康だけなのでしょうか。

私は、以前このブログの「ひとり言」にも書きましたが、メタボリック症候群判定のための腹囲の基準値を女性の場合10cm下げたというニュースを聞いて驚きました。この冗談のような10cmという数字で、国が考えていることが分るような気がしたのです。そしてまた今回のワクチンのニュースを知って、「国は本当の国民の健康を第一に考えているのか」と不安になりました。
検査をして、基準値を超えれば薬を出し、副作用で不健康になれば更に薬が増え、結果として国民の多くが半病人になり、薬漬けにされてしまうのが今の日本の現状です。とにかくメタボの腹囲、コレステロールの基準値を変えてまで、国は多くの国民に薬を飲ませたいと思っているような気がしてならないのです。
その延長線上にワクチンというものを考えれば、病気の予防ということで、健康な国民全員を対象にできるのです。どんなワクチンも少なからず副作用があるそうです。特に大きな副作用が報告されている今回のワクチンが、これから日本の将来を担う若い人達の健康を保つために本当に必要なのでしょうか。副作用のことなどきちんと把握しないまま、行政側は見切り発車しないでと言いたいです。そして子供の親は、このワクチンを娘に接種されてもよいのかどうか、真剣に考えて欲しいのです。

いまこのブログを書いている最中にも、大田原市だけでなく、色々な自治体が公費での接種を決めたとか、公費で半額補助というニュースをテレビで報じています。
何か不自然で奇妙な「シキュウケイガンワクチン」騒ぎ、来年はどんなワクチンが開発され、キャンペーンが行なわれるのでしょう。
by amtask | 2010-05-12 10:26 | ◎ ひとり言 | Comments(0)
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