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備忘録 イタリア旅行ーその8

イタリア旅行―雑感

今回のイタリアへの旅行で、初めてイタリアの地に足を踏み入れました。趣味として絵を始めてから、ベネチアのゴンドラの写真を見る度に、行って見たいと思うようになったのが、きっかけです。今回の日本滞在中にようやく実現したのですが、旅行から戻り、写真を見ても、撮ってきた写真が何なのかさっぱり思い出せませんでした。
ようやく後付けで知識を仕入れ、自分が回ってみたものが何だったか突き止めるのに、時間がかかりました。特にフィレンツェの建築物、2つの大きな美術館、ローマの遺跡などで余りにも見るべきものが多すぎて、記憶も曖昧になってしまいました。
イタリアでも、私の行きたいところは、ベネチアとフィレンツェでしたが、添乗員付きのパック旅行に参加した結果、ミラノとローマも回ることになりました。でもミラノもローマも
新旧のイタリアを見るためには欠かせない重要な都市、回れて良かったと思います。
事前に少しでも知識を仕入れておけばよかった、そして世界史ももう少し勉強してあれば、ガイドさんの説明ももっと興味深く聴くことができたのに、ちょっと反省しました。

細かいことですが、気が付いたことか書き留めてみます。
ホテル事情―4つのホテルに泊まったが、アメリカ系のホテルに比べて、不便なことが多かったです。グレードの高いホテルはもう少し良いかもしれませんが。
1、ベッドのサイズが小さい、特に幅が狭いのは、どのホテルにも共通していたこと、
2、コーヒーメーカーがない。部屋に戻ると暖かい飲み物が飲めない。私は旅行湯沸かし器を持って行ったので、カップラーメンは食べられたが、カップがないので、プラスティックのペラペラの歯磨き用のカップでお茶を飲んだ。
3、冷蔵庫は小さいながら備わっていた。
4、浴槽がないホテルが2つ、他の2つのホテルにバスタブはあったが、ローマの連泊したホテルに栓がなかった。私達のグループ全員の部屋になかったそう。お湯をバスタブに満たす部屋が多いと、お湯が足りなくらから(特に日本人の場合)。
5、トイレにウォシュレットはないが、普通に便器の他にビデ用の便器があった。その使い方は不明。
6、フリーWiFiは、4つのホテルのうち、2つが使えるはずだったが、実質1つのホテルしか使えなかった。
7、部屋にセフティーボックがついているホテルは1つだけ。それも故障しているようだった。私は連泊するホテルで、フロントのセフティーボックスに預けた。

街に出た時
8、トイレ事情。外出した時に、トイレを使う時に、有料のトイレが多かった。
大体1-0.5ユーロ。無料で使えるのは、飲食店・デパート・お土産やさんなど。トイレ探しは日本に比べて難しい。
9、物価は、日本人にとって現在の為替レート(1ユーロ約133円)を考えるとかなり高く、ベネチアは特に高いと感じた。パスタの価格が10~18ユーロ・ビール7ユーロ・水3~4ユーロなどで、2人でパスタと飲み物を頼むと、40~50ユーロかかる。
ミラノなど北の方の都市は、野菜果物の価格が高そうで、出された食事に野菜・果物は殆ど含まれていなかった。どこでも比較的安いと思ったのは、ワイン。
スーパーのレシートを見ると、消費税は内税のようで、料率は不明。
10、食事のコースは、前菜としてパスタ・ピザ・リゾットなどが出され、メインとして
肉・魚など。最後にデザート。コーヒーは、エスプレッソ・カプティーノ・アメリカーナなどあるが、小さなカップに濃いコーヒーが主流。街には、たまにマックはあるが、スタバは全くなかった。
11、公共の乗り物
バンクーバーと似ているのは、切符を使い始めて90分とか100分と、時間内なら自由に何(バスや地下鉄)でも乗れるので、間違えて乗っても、乗り換えれば良いので気楽に乗れる。切符は事前に購入する必要がある。価格はおおよそ1.5ユーロだった。
切符はタバッキ(煙草やさん)というキヨスクのようなところで売っている。
12、スリに注意、
特にローマの人が集まるテルミニ駅・トレビの泉、などは訓練されたスリが、隙のある人を狙っているとのこと。幸いにも私は狙われなかった。
旅行開始前に、ガイドさんから電話があり、大事なバッグはたすきがけにするようにと
厳重な注意がなされたほど。
13、ホテルの部屋のトイレ
一番怖かったこと フィレンツェのホテルで、バスルームのドアが開かなくなった。朝、出発間際に、用を足しバスルームから出ようとしてドアを開けようとしたがあかない!ドアは閉めたが鍵をかけた覚えはないのに。浴室に窓もドアと床の間に隙間もない。パニックになって、ドアを叩き、「開けて開けて❕」と叫んで、部屋にいる夫に知らせたが、外からは開かないようだ。集合時間にも遅れるし、フロントに知らせて人を呼ぶように頼んだ。ようやく夫が人を呼びに行って、帰ってきたところ、いろいろ不安定になっているドアのノブをいじっていたら、何かのはずみで開いた。もし、一人で泊っていたら、掃除の人が来るまで、発見されないでしょう。本当に怖かった。
ガイドさんにその話をすると、彼女は一人で泊っているので、決してバスルームのドアは閉めない、と言っていた。

もし再び、イタリアを訪ねるとしたら。
  今回の旅行は日本語も英語も通じないイタリア。現地に詳しい同行者も友人も居ないので、添乗員付きのパック旅行を選んだ。特に混雑する美術館やメジャーな観光地巡りする場合、初めて現地を訪れる個人は、目的地に着き目的のものを見るまで、膨大な時間がかかることが多い。効率的に観光地を回るのは、案内する人が必要。なので、今回は添乗員さん付のツアーで正解だったと思う。食事をするのも、同じツアーのメンバーとの会話もあり、情報交換もできて良かった。
リピーターとして、気に入った観光地巡りする場合は、自由旅行の方がいいかもしれない。そして、サンジャミニャーノのような、こじんまりとした趣のある町をゆっくり見て回りたい。

またこの長い備忘録に付き合って下さった方、「どうも有難うございました。」


by amtask | 2017-11-23 12:58 | Comments(2)
Commented by rabbitjump at 2017-11-29 20:45
イタリアの旅、楽しませていただきました。
詳しいご案内に、
すっかり忘れてしまった場所など当時の事を懐かしく思い出しました。
街のあちこちに遺跡も多いけれど道がガタガタしていたり
ホテルのお風呂にお湯が少ししか出てこなかったり、
私も日本のホテルのいたれるつくせりとは
全く違ったことを味わいました。
鍵もいい加減な作りだったりしていました。
それにしてもトイレが開かなくなって
どんなにか不安だったことかと思います。
無事でよかったです。
過ぎてしまえば話のタネに、思い出に、でしょうか。
Commented by amtask at 2017-11-30 18:12
rabbitさん
こんばんわ。
長い備忘録、読んで下さって有難うございました。
自分のために書きましたが、rabbitさんも同じところに旅されたとのこと、
何だか嬉しいです。
いつか、rabbitさんの旅されたイタリアのお話し、
聞いてみたいです。
でも、ヨーロッパはやはり遠いですね。
今日VANに戻りましたが、9時間のフライト短く感じました。
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