バンクーバーの不動産バブル(その後1)

衝撃的な外国人に課せられる新税の発効から半年が経ちました。

今年に入って、固定資産税の評価額と税額を知らせる郵便が届きました。
2015年春に住宅を購入した我家も、昨年は固定資産税の評価額の25%上昇したのに、今年は更に31%も上昇。当然固定資産税も増額されるのです。この数値を見ただけでも、バブルだと思うでしょう。
これは我家だけでなく、メトロバンクーバー(※参照)の全域にわたって、価格高騰しているようです。
この異常な価格高騰を抑えるために、連邦・BC州・バンクーバー市は、昨年の夏以降に大きな課税やルール変更を3つも決めて施行しました。
15%の外国人に対する取得税課税は、昨年9月7日付のひとり言で述べた通りですが、
その後2つの重要な課税とルール変更がありました。この合計3つについての影響を考えてみました。

それぞれについて、簡単な説明をしてみると、
①15%の追加取得税については、夏に載せたひとり言で詳しく書いので、詳しい説明は省くが、これは外国人に対するもので、BC州が決めた課税
②Empty home tax(空き家税)は、非居住外国人だけでなく、バンクーバー市に住宅を持つすべての人が対象、課税されるのはEmpty(空き家)とみなされる場合で、固定資産評価額の1%が、毎年バンクーバー市から課税される。
空き家とみなされないためには、所有者(本人・家族・友人)の本宅になっているか、または1年に合計180日以上貸しに出され、30日以上の連続した賃貸期間があればよい。
③Canada Mortgage Rule(国が決めた住宅ローンのルール)の変更
現在は、歴史的低金利のため比較的住宅購入が容易だが、将来金利が高騰した場合、住宅ローンを組んだ買主は、大きな借金を抱えることになる。
詳細は、従来通り売買価格の5%以上のDown payment(自己資金)があればローンが組めるのが、新しいルールでは次の要件が加わった。
自己資金が20%を超えていると、今まで同様に、銀行との交渉でLow ratio insurance (だいたい2.5%)と低金利のローンが組めるが、自己資金が20%未満の場合、Mortgage insurance(ローン保証料)が必要になる。この利率は高く(4.64%)、High Ratio Mortgageと言われている。
またすべてのInsured Mortgage には、Mortgage rate stress testを受けなければならなくなった。これは金利が上昇した場合でも、ローンが返済できるかどうかを見るため。
また買主の住宅関連費用(ローン返済を含む)の所得に占める割合が39%以内であるか、他の借金を含めて44%を超えていないかを見るものだ。
このルール変更の目的は、国民を住宅ローン破産から守るためと、銀行の経営悪化を防ぐためだという。

この3つの新税やルールの変更で、これから先、どんな影響が出てくるのでしょうか。
①15%追加所得税のために、多くの外国人バイヤーは、対象外の地域(カナダ国外や他の州など)の不動産に投資をする。現に高級住宅地として知られているウエストバンクーバーはこの税の発効した8月には1戸も売れなかったという(前年同月は50数件売れた)。 また最近、この新税の対象外地域であるBC州の州都ビクトリアの不動産が高騰している。世界の富裕層のマネーがバンクーバーから移動を始めたようです。

②Empty home tax は、2017年1月から対象期間となり、1年後の2018年の2月に課税される。 例えば、カナダ市民でもBC州の住民でも、バンクーバーにセカンドハウスを持ち、半年以上貸しに出さないと、固定資産評価額の1%課税は免れない。例えば富裕な外国人やカナダ人が2ミリオンの住宅を保有した場合、1年に2万ドルのEmpty tax が課税されることになる。バンクーバー市の不動産の売れ行きがある程度減るかもしれませんが、この政策で空き家が減るかどうか疑問です。

③Mortgage のルールは連邦政府が決めたので、ルールの適用はBC州やバンクーバー市に限りませんが、住宅価格が高騰したトロントやバンクーバー等での住宅購入が住宅の一次取得者にとっては、以前にもまして難しくなりました。
自己資金が5%しか用意できない買主に、普通の金利(2.5%位)の2倍近い高金利の支払いが強いられ、住宅購入を諦める庶民も増えると思います。特に高額ではない住宅の売れ行きも陰りが出るでしょう。
このルールは連邦政府のルールなので、住宅価格の高騰が続いたBC州は、住宅一字取得者の負担を軽減するため、自己資金が20%に満たない購入者に、低金利で資金を貸し付けることを決めました。でもその条件をみると、どこまで負担軽減が可能になるのか不透明。

2016年の後半に決まったこの劇的な3つの課税やルール変更で、半年後の2016年の年末の統計はどう変わったのか、メトロバンクーバーの数値を見ると、住宅全体の価格は、2016年後半の6か月で、2.2%の下落。実際はもっと下がっていて、戸建ての家は、10%も下がった取引もあったというのです。
一方、先月比でみると、戸建て住宅は-1.8%、コンドミニアムは-0.3%となっていて、コンドミニアムの下落は殆どなく、むしろ上昇傾向にある。戸建て住宅を諦めた層が、コンドミニアムに流れたと考えられています。

いずれにしても、この状況下で問題なのは、市場に出される売り物件が極端に減ってしまっていること。2017年の市況はどうなるのか、不動産業者に聞いてみたところ、「このまま上がり続けるでしょう」とか、「上がり過ぎた分は下がるはずだが、下がりすぎるのが心配」と、色々な意見が交錯しているようです。
2017年もまだ始まったばかり、今後の動向を見守らなければなりませんが、今のところ、バンクーバの不動産が値上がりする要素が見当たらないように、私には思えてなりません。

最近の新聞で次のような記事を読みました。要約すると、
「バンクーバーに住む現役世代の管理職クラスの人達は、値上がりした住宅を売り、家が買い易い郊外へ移ろうと考えている人が増えた、と12月の調査で分かった。そしてバンクーバーの住宅所有者(35~54歳)の40%、(18~34歳)の35%は、家が買い易い他の都市に引っ越すことを考えているという。(by Resonance Consultancy)」

この記事を読んで、現役世代の多くが高騰した家を売り、その資金をもって他国や他州に移ってしまったら、バンクーバー市の経済を支えていた層が去り、地域の消費も経済も落ち込むのではないか。またその家を買える人は一般庶民ではなく、富裕な外国人や高齢者かもしれない。その家を買った富裕な外国人は、セカンドハウスを貸しに出すこともなく、Empty taxを払い、その家は1年の大半は空き家になる。空き家にならない家は高齢者が住む。そうなったら、バンクーバーの人口は減り、閑散とした街はシニアホームのような雰囲気になり、学校に通う子供は減り、活気のない街になってしまうのではないか、という不安が頭をよぎったのです。
そう思って今住んでいる街を見回しても、学齢期の子供たちは殆ど見かけません。
以前住んでいた古いウェストエンドのアパートの前は、日本でいう公立の小中学校でした。
時折、元気な子供たちの声が聞こえ、学校の退け時は子供たちが歩く街、それが健全な街なのではないかという気がするのです。

※メトロバンクーバー(英語:Metro Vancouver)は、カナダのブリティッシュコロンビア州南西部にある地方行政区のひとつで、カナダ国内第3位の都市圏を形成している。経済はバンクーバーを中心に構成されているが、行政府は同市の東に隣接するバーナビーに置かれている。
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# by amtask | 2017-01-29 11:50 | ◎ ひとり言 | Comments(2)

今年も16日が過ぎてしまいました。

2017年が明けて今日は1月16日。1月も半分以上過ぎてしまいましたが、私は一体何をしていたのかしら?と思うほど月日の経つのが早く感じられます。この半月を振り返ってみました。

1月9日には、日本人会の新年会があるので、私も少しだけ、お手伝いしました。
新年会の会場は、我家から徒歩10分程にある日本食レストラン。受付のお手伝いもしました。約200人の会員のうち100名近くの会員が集まるので、準備も大変。受け付けも知らない会員が多いので、ちょっと戸惑うことも。
殆どの会員が集まったところで、新年会が始まり、会長や総領事の挨拶のあと、乾杯があり、宴会が始まりました。毎年、新年会には日本総領事の方が出席して下さるのですが、今回の出席されたのは、新しい女性の総領事さんでご主人と共に参加されました。
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ご馳走がいきわたったところで、バンクーバーのカラオケ大会で優勝した会員の方の歌の披露があったり、くじ引きがあったり、和やかで賑やかに盛り上がりました。
その日のご馳走は、お正月らいおせち料理やお雑煮、それに日本酒。日本のお正月の気分を味わいました。
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その日、夫が10年近く務めた会の役員を退くので、花束まで戴き、私達にとっては、ちょっと感慨深い新年会になりました。
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新年会と言えば、近所の友人ご夫妻から、夕食に招待されました。夜7時から深夜1時まで、ご馳走を戴きながら飲んだりお喋りしたり。何度か「帰らなくては、」と言いつつ、話に花が咲いて、とうとう翌日の1時まで。帰りの心配をしなくて済むので、つい長居をしてしまったのです。

新年最初の週からArt Class が始まり、昨年の秋、日本に行くので中断していた絵を、ようやく終わらせました。夏に友人の家を訪ねた時、近くの大学を案内して戴いたのですが、構内の池で遊ぶ子供の写真を絵にしたものです。最初は水彩で描きましたが、アクリルでも描いてみました。4か月ぶりに絵筆を持ったので、描き方も忘れてしまったような絵(アクリル画)です。
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第二週目には水彩画のクラスもスタートましたが、昨年の暮れから描き始めた絵(秋に新宿御苑で撮った写真を絵にしたもの)を強制終了。絵を仕上げるのが遅いため、いつも時期外れの絵になってしまうのです。
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久々に行った、YMCAのEnglish Conversation Club、参加者が少なくて驚きました。
広い部屋2つで、いつもだと30人ぐらいは集まるのに、私の参加した部屋の2つのテーブルに、2~3人しか座っていませんでした。ボランティアの方は顔見知りでしたが、同じテーブルの参加者は高齢の男性のイラン人が一人。寒い冬の夜は人の動きが鈍くなるからでしょうか。

そして今年初めて、コミュニティ―センターのソシアルダンスの集まりに行ったのですが、いつもは20人ほど集まるのに、その日は10人ほど。中国の人が多いので、中国のお正月に合わせて、故郷に帰っている人が多かったようです。それでも運動不足は解消してきました。

この週末は、雪も雨も降らず、気温もようやく氷点下にならないお天気なので、アクリル画のキャンバスを買いに行きました。我が家から東の方に向かって15分程のところにある画材屋さんに行くのに、行きは海岸沿いの道を歩きました。この画材屋さんに行くのも、半年ぶり。
海岸沿いの道には、夏の賑やかさも喧噪もなく、人影もまばらで、ひっそりとしていました。バンクーバーとバンクーバーアイランドを結ぶ水上飛行機のけたたましい爆音が時折聞こえるぐらい。先日降った雨が凍って、ところどころ光っている道を、転ばぬように注意深く歩きました。
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買物を済ませ、約1時間後には家に戻り、Tea time。明日から1週間は雨が続くという天気予報。良いお散歩ができた休日でした。
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# by amtask | 2017-01-17 10:41 | Comments(6)

A Happy New Year 2017

2017年元日の朝、大晦日は深夜に家に戻ったので、遅く目覚めました。
夕べの大雪が嘘のような良いお天気です。

簡単ないつものオムレツに、お雑煮を加えただけの元日の遅い朝食を済ませて、お昼過ぎ、イングリッシュベイに向かいました。以前住んでいたアパートからは近かったので、毎年欠かさず見ているPolar Bear Swim (寒中水泳大会)、私にとっては11回目のお正月イベントです。バンクーバーの冬はダークシーズン、雨が多く、気温が下がると雪になること多い季節なのに、元旦だけは雨も雪も降った事がないのです。本当に不思議です。
会場近くの海沿いの道から見ると、海岸にもまだ雪が積もっていて寒そうです。
会場について海岸に近づいていくと、出場者の熱気が伝わってくるようです。
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でもやはりいつもの年に比べて、出場者は少ないような気がしました。時間が来て一斉に海の方向に走っていく人の数もまばら。
分厚いコートを着てカメラをもって見ている人の隣に、水着姿の出場者がいたりするのも今年の傾向を表しているような気がします。
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2時30分にスタートした水泳大会も約15分後には終わりを迎え、人々は帰り支度。今年のライフガードは年配のおばさん、防寒具に包み、高いところから最後まで海を見守っていました。
水泳大会が始まってすぐ終わるのは、冷たい海の水の中に10分以上浸かっていると危険だからだと思います。裸に近い状態では立っているだけでも寒いし、殆どの人は海水に触れた途端に戻ってくるのです。
私も大会開始から15分後に、同行者と待ち合わせて、帰路につきました。
今年、出場者は少ないのに、見物人の数はいつもと変わらず多かったようです。近くの交叉点ではPoliceが出て交通整理、車の混雑もいつもの通りでした。
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家に戻って窓の外を見ると、まだ黄昏前の明るい光景でした。
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見ているだけでも寒かったですが、滞りなくPolar Bear Swimを見て、出場者の勇気と元気を分けてもらった2017年の初日でした。

年末に見た光の光景
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# by amtask | 2017-01-03 17:26 | Comments(6)

再びの雪景色

また雪が降りました。この冬何度目の雪でしょう。数えるのも大変になってきました。
12月に入り、気温が下がり昼間でも氷点下、夜はマイナス5度という寒さが数日続いた後、ある日起きてみると、外は雪に覆われて、横なぐりの雪が舞っていました。
外出の時、玄関を出るとアパートの前に小さな雪だるまが作られていて、少し坂道になった道も雪に覆われて、見るからに寒そう!
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街に出ても雪が降り、大通りにも雪が積もり始め、歩く人も信号で止まっている車も寒そう。やはりここは北国だったと、10年目にして思ったのです。今まで気にもならなかった緩やかな坂道も、滑らないように気を付けて歩かなければなりません。
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12月も半ば近くようやく晴れて、満月がきれいに見えました。
我家のリビングの窓の隙間から見えたかと思うと、トランプタワーの真上に見えたりするのです。リビングの窓から見えた月は、最初大きな電球が光っているように見えました。
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満月の夜以来少し晴れた日が続いたのです、余りの寒さに、近くのデパートに毛布を買いに行きました。
移住して10年、10回も冬を過ごしたのに、移住した夏に買った薄い掛け布団で、今まで寒さも感じずに、過ごしていたのです。それほど、この10年間は暖かかったということでしょう。

うちのアパートから少し東に行くと、Bay(ベイ)という古いデパートがあるのですが、そこがダウンタウンの中心だったところ。見慣れたパシフィックセンターの前を通る時、建築計画のお知らせが出ているのに気が付きました。今、バンクーバーの街はダウンタウンもコールハーバーも、至る所に建築計画のお知らせ看板が立てられ、大きく変わろうとしています。
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12月の半ばを過ぎ、友人宅でホームパーティーが予定されていました。でもその当日大雪で、郊外から車で移動する人達のことを考えて急遽延期することになり、数日後にホームパーティは開かれました。でも驚いたことに、ダウンタウンには雪はなくなっていたのに、友人の家の周囲は雪で覆われて、車を降りて建物の中に入るのも大変でした。ダウンタウンから車でたった1時間位のところなのに、まるで違う雪景色にびっくり!
そんな寒い日にもかかわらず、全員が集合できて、ご馳走を食べたり喋ったり、あっという間に夜の11時、またの再会を約してそれぞれの家路につきました。
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そして24日のクリスマスイブ。我が家でクリマスらしいものと言えば、友人から戴いた赤いポンセチアと、街で買ってきたサンタクロースの人形。そして鶏の料理とサラダぐらいの普段と変わりない夕食に、ワインを少し飲んだだけ。
私はこの2週間ほど、家に居る時は米国税務の継続研修で、忙しくしていたのですが、クリスマスイブのディナーをとった後、夜中に継続研修の最後の仕上げを終えました。このほっとした気分が、私にとっては最高のクリスマスプレゼントだったかもしれません。
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こんなささやかなクリスマスイブでしたが、元気でクリスマスの日を迎えることができて感謝しなくてはと思っています。
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# by amtask | 2016-12-29 08:58 | Comments(4)

バンクーバーにも雪が降りました

バンクーバーに戻り半月が経ち、今年もあと半月だけを残すだけになりました。
時差呆けはちょうど1週間で抜けましたが、戻った翌日からの一週間は特に忙しく、私達が日本に行っている間にアパートの管理会社が変わったため、新しい管理会社に行って管理費支払いの手続きをしたり、銀行に行って担当者との年一度のミーティングをしたり、食料品の調達をしたり、とにかく急用と雑用に追われました。
それでもバンクーバーに戻った翌々日は水彩画クラスの日、頑張っていきましたが、何を描くか迷った末に、函館の大沼公園の景色を描き、予想通り3か月のブランクは大きく、散々な出来でした。その日の夜は日本での購入を頼まれたものを友人に届けたり、その翌日は、遠くから友人が訪ねて来たり・・・。
そしてArt classには2回行きましたが、最初の日は忘れ物をして絵を描くことは諦めて、ちょっと雑談しただけ。そんなことで1週間が過ぎました。
翌週の12月4日の日曜日、朝から家の周りの道路には長~い車の列ができて大渋滞。また何かイベントがあるに違いないと思い、調べてみると、サンタパレード。それも、うちのすぐ近くの大通りであるというのです。時計を見るとちょうど12時、12時からパレードはスタートするというので、コートを羽織っただけで大急ぎで見に行きました。こんな時は一人で行動するのが一番。うちから歩いて3分の大通りで、30分程そのパレードを見ました。以前からこのパレードはあったのですが、私はこのパレードを見るのは初めて。でも7月1日のカナダデイのパレードの冬バージョンのようなパレードで、新鮮味は感じられませんでしたが、ちょっとだけクリスマスの雰囲気を味わうことができました。晴れた日なのにとにかく寒くて、30分立っているのが限度でした。帰り道、道路を封鎖しているPoliceのおじさん、車の外で暇そうに立っていました。バンクーバーは本当に色々なパレードが多くて、その度に、主要道路は一時的に封鎖されるので、日曜日に車で出かける人は要注意。
その日の午後、友人とコーヒーショップでお茶することになっていたのですが、いつも空いているお店がパレードの為休んでいて、他のお店を探したり、とにかくパレードの日のダウンタウンは不便なことが多いのです。
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寒いと思ったら、その翌日から雪が降り始めました。
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2009年は大雪の年でしたが、それ以後バンクーバーのダウンタウンは冬でも暖かくて、雪は降っていません。
2010年の冬のオリンピックの時に雪が降らず、よそから雪を運んだほど暖かかったのです。
久しぶりに見る雪景色、買物に行くのも新鮮な気分で雪の街を歩きました。
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雪が降った後、晴れの日が戻ってきたのですが、気温は低く、夜はもちろん昼間でも氷点下になることもあり、いつになく寒い冬を味わっています。それでもダウンタウンの雪は溶けてありませんが、ちょっと郊外に足をのばすと、まだ数センチの雪に覆われているそうです。

そして今、私の仕事に必要な資格(米国税理士)維持のために、家に居る日はPCに向かって、継続研修を受けています。年末までに終わらせる必要があるので、終わるまではちょっと落ち着かない気分です。
いつもは、日本滞在中に終わらせるのですが、今年は早めにバンクーバーに戻ったので仕方ありません。

日本滞在備忘録(最終回)
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# by amtask | 2016-12-16 05:39 | Comments(2)

バンクーバーの空き家問題―市から届いた郵便物

日本から2ケ月ぶりにバンクーバーの家に戻ってきて、まず最初に郵便物のチェックをするのが習慣になっています。たまにCRA(税務署)からお尋ねがあったりするので、郵便物のチェックはとても重要。
いくつかの重要な郵便物の中に、バンクーバー市から10月に届いていた、Empty Homes Tax(空き家税)に関するレターがありました。Public Consultation on Empty Homes Tax(市民協議会)のお知らせです。その内容を要約すると、

「今月(10月)、バンクーバー市はバンクーバー地域の空き家に、新税をかける提案をしました。家の所有者としてはこの新税に驚くかもしれません。そこで我々は(市)は、貴方が市のPublic engagement (公共的関与)に参加することを望んでいます。最終的な結論は、11月に出るでしょう。
バンクーバー市は今、賃貸住宅の空室率が殆どゼロという危機に陥っています。
バンクーバー市は、住民から近隣の住宅が長期間空き家状態になっていることへの不安が増大していると聞いています。この空き家税は初めてですが、市場に賃貸住宅をもたらすことを第一の目的としています。
殆どのバンクーバーの住宅所有者は、この税の影響はありません。
Principal residences(所有者が住む主たる住宅)・借家人・家族が住む住宅には空き家税がかからないからです。
この新税は、別荘や投資用不動産の所有者に、その住宅を事業用不動産として賃貸市場に貸しに出させたいのです。新税からの歳入は、市の借りやすい住宅の為に再投資されます。
我々は、長期間、住宅が放置される原因となる理由・筋書きが色々あるのは理解しています。
この市民協議を通じて、我々はこの税がかからない免税の方法と、空き家の所有者が貸しに出したくなるような税率を知りたいのです。City Council(市議会)による最終的な税率と免税については、11月に決定されます。」

以上がバンクーバー市から来た文書の内容ですが、私共にも送られてきたこと考えると、バンクーバー市の住宅所有者全員に、この手紙が送られているのでしょう。
今年8月に施行された外国人に課される15%追加取得税が決定する前から、空き家税については色々議論されていました。この新税は11月に詳細が決まり、対象となる期間は2017年1月からです。この急に決まった新税が、バンクーバーの不動産市況(売買と賃貸)にどのように影響するのでしょうか。過熱した市場を冷ますことが目的ですが、どの程度、住宅の価格や賃料が下落するかが問題です。

11月半ば過ぎ、この新税は、住宅が空き家とみなされると、市の評価の1%(年間)が課税されることに決まりました。例えば、1ミリオンドル(約8000万円)の家は、1年に1万ドル(80万円)課税されるのです。大変な金額です。今後、暫くこの新税についていろいろな議論がなされると思います。詳細については次回に続きます。

備忘録-2016年秋の日本滞在(2)
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# by amtask | 2016-12-06 11:40 | ◎ ひとり言 | Comments(4)

初冬のバンクーバーに戻りました

11月の末、約2か月滞在した東京から、バンクーバーに戻りました。
晴れた日で、新宿から成田に向かうバスの車窓から、東京の海がきれいに見えました。
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そして約半日たった同日のお昼過ぎ、バンクーバーのアパートの窓から海を見ました。
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写真を撮った時、薄日が射していましたが、
翌日にはまた雨が降り出し、約1週間も雨が続くそうです。
帰った翌日、急用でコールハーバーのウォーターフロント駅の近くのオフィスを訪ねた帰り、久々に海沿いの道を歩きました。
人気のなくなった海沿いの道も、水上飛行機が発着する海も何だか寂しそう。ちょうど水上飛行機が着いて乗客が降り立つところだったので、立ち止まって見ていると、降りてきた乗客は5人だけ。夏はあんなに賑やかだったのに、冬は淋しすぎる海の風景でした。
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備忘録―2016年秋の日本滞在
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# by amtask | 2016-12-02 05:27 | Comments(4)

近場の紅葉(2) 府中の森公園

大雄山に行った数日後、もう一度、紅葉を見るチャンスに恵まれました。
テニスクラブで一緒にテニスを楽しんだ友人と、府中の森公園に行ったのです。
約束の日は曇りでしたが、平日だったので、ここも空いていてゆっくり散策を楽しめました。
この公園は、京王線の東府中の駅から徒歩10分のところにあります。東府中駅は競馬場のある駅、約20年も前、競馬場で行われた花火を見に行ったことがありますが、それ以来、降りたことがありません。
友人と東府中の駅で待ち合わせ、歩いて10分程の公園へ。時間はちょうどお昼ごろでしたが、夕方から雨という天気予報なので、お昼より先に紅葉を見ることにしました。
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まず日本庭園の中に入ってみると、落ち着いた佇まいの池があり、石や紅葉があしらわれた素敵な庭園が目の前に広がっていました。
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晴れていれば、紅葉はもっと鮮やかにきれいに見えたでしょう。でもその日は曇っていたので、きれいな写真が撮れなくて残念。
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公園の奥に入っていくと、ところどころに、少女や少年の像が建っていました。
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公園内にはいくつかのオブジェがあり、周囲の紅葉とも調和して印象に残るものでした。
また水面に映る紅葉も私の好きな光景です。
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真っ赤な紅葉した木のところに武蔵野の森という標識がありました。
このあたりの紅葉は色が濃く、散る前の華やかさを感じました。ここにも個性的なオブジェが、紅葉の景色の中で、光を放っていました。
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約1時間余の散策のあと、東府中の駅に戻った私達は、駅前のビジネスホテルの中の中華レストランで、ゆっくりとランチを楽しみました。そして夕方になる前に帰りの電車に乗り、家の近くの駅に着いた時は雨が降り始めていました。
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# by amtask | 2016-11-27 01:37 | Comments(6)

近場の紅葉(1)大雄山へ

11月も半ば過ぎ、友人2人と大雄山へ紅葉を見に行きました。それまでは、大雄山の名前も知らなかったのですが、調べてみると、次のような説明がありました。
「大雄山最乗寺(道了尊)は応永元年(1394年)、福井県の永平寺、鶴見の総持寺に次ぐ格式ある曹洞宗の御寺として建てられた。創建の貢献した道了図いう僧が、寺の完成と同時に天狗になり身を山中に隠したと伝えられることから、道了尊とも呼ばれている。この道了に因んで、境内には多くの下駄が奉納されている。また仁王門からの参道約3㎞には樹齢500年以上の杉並木(県の天然記念物)が鬱蒼と茂っている。」

朝早く9時前に、私達3人は、小田急線の成城学園駅に集合して、小田原経由で大雄山線というローカル線とバスを乗り継いで大雄山に行きました。
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その日はお天気が良く、小田急線の電車の窓から雪に覆われた富士山が見えました。
平日なので、行き帰りの電車もバスも、目的地の大雄山も混んでいなくて、ゆっくり楽しめました。
紅葉の見ごろはまだ先という予想通り、壮大な御寺の門をくぐっても紅葉は見ごろ一歩手前でした。
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でも階段を登ったり坂を上がったり、古色蒼然とした門をくぐるごとに、紅葉は鮮やかさを増していくようでした。
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何回か階段を登りましたが、私にとって、とても怖い階段が出てきました。階段を上り下りすることは問題ないのですが、直線でしかも踊り場がない急な階段は、高所恐怖症の私にとってはとても怖く感じるのです。
友人達が登って降りてくるまで、下で待っていようかと思ったのですが、かなり高齢のおばあさんが手すりにつかまって登っていくのを見て、登る決心をしました。
登ってみると、赤い下駄が沢山飾ってあり驚くほど大きな下駄もありました。赤い下駄にはどんな意味があるのでしょうか。そういえば下駄饅頭というお菓子を駅前のお店で売っていました。
「寺の創建に貢献した道了図いう僧が、寺の完成と同時に天狗になり~」という説明がありましたが、天狗と下駄というのも関連が深いのでしょう。
赤い下駄を見終わって、階段を下りるのですが、この階段は上から見下ろしても怖いような階段でした。
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下に降りる時は、直線ではない階段を降りました。
階段の曲がり角では、建物の屋根と紅葉の組み合わせが素敵な光景を見たり、
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太い樹の幹の合間から見える日の光が眩しかったり、
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明るい空を背景に、紅葉の小さな葉が重なり合う景色など、ゆっくり立ち止まって見ることができました。
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随分歩いた気がしましたが、お寺の門の近くまで戻った時はちょうどお昼時。朝来た時には、紅葉めがけて気にも留めなかった、趣のある古い橋を見ながら、お土産屋さんの食堂に直行。とろろ蕎麦を食べて、バスに乗り大雄山駅に戻りました。
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帰りのローカル線も空いていて、私達は電車の最前列に座り、行き違う電車の写真も撮れました 。
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朝、皆で集合した成城学園前駅に戻った頃はまだ2時過ぎ、どこかでお茶することになり、経堂駅近くの、友人が行きつけのカフェに寄って一休み。1時間程寛いでから、帰路につきました。明るい陽射しの中で、きれいな紅葉が見られた楽しい一日。お天気とご一緒して下さった友人に感謝です。
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# by amtask | 2016-11-24 18:40

Japan Rail Pass

私達が、日本滞在中に7日間という期間限定の旅の計画を立てた理由は、日本に来る前に、Japan Rail Pass という、日本中どこへでも切符を買うことなく行けるパスを買ってきたからです。
利用資格は、一定の条件を満たした外国人観光客、居住国の永住権を持つ日本人です。私達は後者に該当します。
購入したPassは7日間(ほかに14日間、21日間がある) グリーン車用(普通車用は10000円安い)で、
大人\38,880。この金額は円建てなので、実際に購入する時は、私達の場合、カナダドルに換算してカナダドルで購入します。
そのパスの魅力は、日本国中のJRの鉄道、JRのバスなどに乗れることです。
しかしこのパスにはいろいろな制限があります。
そのパスは日本では買うことができないこと。日本に来る前に買う必要があるので、日本に来て急に思い立っても利用できないのです。
そして最も大きな制限は、新幹線の「のぞみ」、「みずほ」に乗れないこと」です。昔。東海道新幹線では、「ひかり」が主流の時もありましたが、今は「のぞみ」「みずほ」を外して「ひかり」と「こだま」しか使えないとなると、関西や九州方面へは、飛行機を利用した方が良いと事になってしまいます。
そうは言ってもこのパスはあくまでも観光用、急ぐ必要がない旅だとすれば、とても楽に日本中を旅することができるのです。

カナダに移住して約10年経ちましたが、その間、今回を含めて3回このパスを購入しました。
今回も1週間のパスを購入しました。滞在期間約2か月の間に、1週間を決めて、旅行だけに専念するのです。しかし、その前に旅行のプランを自分で立て、宿泊の予約や列車の指定券をとらなければなりません。これが結構大変なので、出発前の1週間は、旅行の計画で頭が一杯になりました。
まず一番行きたいところから決めます。大体2つの行先を決め、1泊2日や2泊3日の旅を組み合わせて、7日に満たない場合は、日帰り旅行を組み入れます。この日帰り旅行を、私は「すごく得した」という意味で「おまけの日帰り旅行」と称して、blogにもアップしました。
勿論、利用する交通機関はJR新幹線と特急、目的の地域に行ったらローカル線で回ります。
ここで重要なことは1か所に留まらない、宿泊費を節約するため、途中東京の自宅に泊まることも考えます。
そんな風に工夫して、新幹線に乗って時間を節約し、見たいところをゆっくり回るのです。
新幹線を利用すれば、7日間の間に北海道と九州に行くことも可能。空いた日は、日帰り旅行を入れて、パスを有効に使います。
初めてこのパスで旅行したとき、東京―名古屋―広島―下関の順に親戚や友人を訪ねても3泊4日、その後、軽井沢・京都・仙台など日帰りで楽しみました。
日帰り旅行は宿泊の予約をしなくて済むし、お天気や体調の具合で止めたりできるので気が楽です。グリーンも利用できるパスを買うと、楽に座って行けるので、日帰りでも優雅な気分で旅することができます。
利用できない列車があるなどの制限はあっても、期間中は、切符を買わなくても自由に列車に乗れる、空いていれば、グリーンの席にも座れるこのパスはとても便利です。

でも最近は外国人の観光客が急増して、JRがこのパスの購入条件を,厳しくするという話もあるようです。
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# by amtask | 2016-11-19 12:21 | ◎ ひとり言 | Comments(7)