紅葉を追いかける旅(6) おまけの小旅行2つ 

小旅行1-小海線に乗る旅
黒部から戻った翌日は、薄日が差す穏やかなお天気。朝ゆっくり起きて新宿駅へ。
11時発の特急あずさに乗るためです。
その日の日帰り旅行は、小淵沢から出ている小海線に乗る旅でした。小海線は小淵沢から小諸まで走るローカル列車。以前小海線に乗ったのは、息子がまだ小学生の頃、かなり昔です。
夏休みに甲斐大泉近くのペンションに泊まり、清里でソフトクリームを食べたり、ひまわりと背比べをした息子、そんな思い出に浸りながら、小海線に乗り込みました。
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平日なので電車は空いていて、窓の外の景色を見るために席を移動したり、車両の一番前に行って、運転席の窓越しに写真を撮ってくることもできました。
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ところが、電車が清里に着くと、ホームには大勢の人が待っていて、電車の扉があくと、車内は朝の通勤電車のように混んでしまいました。
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私達の座っていたボックス席にも、中年の女性2人が座りました。彼女たちの話によると、その団体は次の駅(野辺山駅)で降りるというのです。この駅は日本で最も標高の高い駅、見晴もいいのでしょう。野辺山で降りた後は、バスが迎えに来ていて、そこからブドウ狩りに行く日帰り旅行だと話してくれました。
この団体ツアー、メジャーな観光地でよく見かけますが、圧倒的に中高年の女性が多い団体です。

野辺山で団体客が降りて静かになったと思ったら、次の駅でまた団体客が大勢乗り込んできて、車内は再び通勤電車状態。野辺山で降りて行った女性2人は良く喋るし、陽気な人達でしたが、次に私達の隣に座ったのは、無口な高齢者の夫婦。彼らは松原湖駅で降りていきました。
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再び静けさを取り戻した電車は走り続け、車窓から見える風景も、小海駅を過ぎたあたりから普通の地方の農村という感じになりました。小海線は、始発駅小淵沢から松原湖辺りまでがリゾート地、静かな雰囲気の中にも華やかさがありました。列車は中込駅を過ぎてしばらく走り、佐久平に着きました。
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佐久平は北陸新幹線の停車駅、私達はそこで北陸新幹線に乗り換えて、東京駅へ。
たった半日のローカル列車に乗る小旅行、歩いたのは、家から駅、駅で電車を乗り換えるだけだったので、ほとんど歩きませんでした。
乗り物のコースは、新宿駅-(JR特急あずさ)-小淵沢-(小海線)-佐久平-(新幹線はくたか)-東京駅、という一筆書きでした。
新幹線を利用すると、昔だったら泊まらなければ行けないところへも、日帰りで行けるようになると思います。
あらためて新幹線の便利さが実感できた旅でした。
そして、あちこちで見かける団体パッfクツアーに圧倒され、あらためてその機動力にも驚いたのです。

小旅行2―友人を訪ねて伊東へ
Travel week の7日目は、伊豆半島の伊東に行く日。
まず、東京駅から出発する踊り子号に乗り込みました。午前10時に出発するはずでしたが信号機の故障とかで、20分遅れて出発。祝日の午前中なのに、車内はガラガラでした。
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お天気のよい日だったので、茅ケ崎を過ぎたあたりから海の景色が見え隠れしました。久しぶりに見る暖かい海の景色。
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東京駅を出発して2時間足らずで、目的地の伊東に到着。昔、夏休みや冬のミカン狩りで来たことがあり、「冬でも暖かい」というイメージがありましたが、その日も汗ばむような陽気でした。
今回の伊東行は、バンクーバーに40年住んだ友人夫妻が、今年の6月にバンクーバーから伊東に移り住み、温泉付きの豪華な広いリゾートマンションで温泉三昧、悠々自適な暮らしをしているというので、見学させてもらうためでした。
伊東駅まで迎えに来てくれた友人ご夫妻と、駅前のレストランで食事をして、車で15分程のリゾートマンションに行きました。そのマンションはホテルに併設されていて専有部分も広く、温泉も豪華で色々な種類の浴槽や露天風呂もありました。
私達は夕方東京に戻るので、お湯に浸るだけの体験入浴。もちろん男湯と女湯がわかれているので、私は奥様と、夫はご主人と一緒です。
入浴後は、夕方までお茶しながら、半年ぶりの再会を喜び、話に花が咲きました。
その豪華リゾートマンションからの景色も素晴らしかったです。
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夕方、伊東駅まで車で送ってもらい、6時過ぎの踊り子号に乗り、東京へ。
帰りの踊り子号も、私たちの乗った車両はガラガラ、東京駅で列車を降りる時、私達の他、一組のカッブルしか乗っていませんでした。祝日の夕方だというのになぜこんなに空いているのか不思議でした。
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踊り子号の車両は古く、折角グリーン車に乗ったのに、あまりきれいでなく、洗面所などの設備が古く、清潔ではなかったので、私自身、伊東に行くとしても、踊り子号には乗りたくないと思いました。それが空いていた理由かどうかわかりませんが、在来線の車両(特にトイレ)を改善しないと、外国人観光客からも苦情が出るのでは、と思います。
そして帰りも、定刻より30分以上遅れて東京駅に着きました。理由は動物と貨物列車が衝突したからだというので。なので、私達の場合行きも帰りも電車に遅れが出たのです。
それに比べて新幹線の遅れは殆どありませんでした。やはり在来線は色々な面で老朽化が進んでいるのではと思いました。

今回の7日間の紅葉を追いかける旅、色々なタイプのローカル線に乗りました。また新しい新幹線にも乗ることができ、そのスピードと快適さは素晴らかったです。
また小刻みに小さな駅にも停まるローカル線も、魅力的な乗り物であることも再発見した旅でした。
紅葉を追いかけて北海道や北陸、そして最後に伊豆と旅しましたが、細長い日本の国、場所によって気候がずいぶん違うのだという事もあらためて再認識できた旅でした。
色々ありましたが、7日間無事に旅を終えたことに、感謝しながら、東京駅で電車を降りました。
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# by amtask | 2016-11-17 10:48 | Comments(4)

紅葉を追いかける旅(5)

80分のトロッコ電車からの景色を楽しんだ後、欅平駅に着きました。もうその時小雨が降り始めていましたが、時折陽が射したり「キツネの嫁入り」状態のお天気でした。
私達は、片道50分程の祖母谷温泉に向かいました。2時間後には欅平に戻らなければならないので、片道40分歩いたら引き返すことにしました。
まず欅平から、赤い橋(奥鐘橋)を渡ります。小雨が降っていますが、いくつかのグループも歩いています。
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橋を渡ると奥鐘山、奥鐘山に差し掛かると、落石注意などの警告があり段々山の奥に入っていく感じ。紅葉と渓谷の水の色がきれいです。祖母谷渓谷の記念碑もありました。
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しばらく歩くとトンネルがあり、ごつごつした岩の壁や、深く生い茂った木々に囲まれた細い道、周囲に人影もなく、心細くなるような景色です。
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トンネルを抜けてしばらく歩くと、またトンネル。
一本道なのに、今自分はどこを歩いているかわからなくなりました、歩いている人は殆どいません。
ようやく行き交う人に尋てわかったことは、目的地の祖母谷温泉は、まだ20分も歩かなければなりません。雨も本降りになってきたので、引き返すことにしました。
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暫く下ると、建物が見えてきました。後で地図を見て、名剣温泉だとわかりましたが、行きの上り坂では気が付きませんでした。トンネルもありましたが。往路にくぐったはずのトンネルです。
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更に下り坂を歩くと、街が見えてきました。何だかほっとする景色。
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行きには気にも留めなかった、人喰い岩に差し掛かりました。人が通る為に岩を掘ったそうです。
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人喰い岩の入口に警告とヘルメットが置いてありました。行きには気が付かなかったのですが、読んでみると,「生きている黒部を押さえ込むことは人間には不可能です。(中略)怖いと思ったらここで引き返してください」というのです。やはり凄いところだったのだと、ぞっとするような警告。でも最後に危険を冒しても行って見る価値はあるでしょう。という意味のことが書かれていました。
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更に坂を下りて欅平に戻りました。警告を読んだ後なので、無事に戻れたことに感謝したい気分でした。
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ほっとした気分で、予定通りの帰りの電車に乗りました。雨は本降りになってきましたが、
まだお昼前だったので、行き交う電車にも結構人が沢山乗っていました。雨は段々激しく窓なしの車両にのっているので、座席の中央に座っていても、風が吹くと雨が吹かりかかり、ちょっと辛い時間でした。
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予定通りトロッコ電車は、宇奈月駅に到着。そこから前日に乗った富山地方鉄道で新幹線の駅「黒部宇奈月温泉駅」に戻り、予定より早い新幹線で東京に戻りました。
あの雨の中で震えながらトロッコ電車に乗ったことを思うと、新幹線の座席はまるで天国のよう。快くまどろみながら、夕方早い時間に東京に戻ることができました。
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新しい北陸新幹線のお蔭で、黒部に行くのは随分便利になったと言われています。私達もこの新しい路線ができたので、行く気になりました。
黒部渓谷、トロッコ電車は観光用に用意されたコースではないので、人々が危険を冒して切り開いた黒部の山や渓谷の景色は迫力があり、自然の偉大さを感じた旅でした。沢山写真を撮り、どの写真も省略したくない気持ちで、このblogアップしました。
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# by amtask | 2016-11-14 12:25 | Comments(2)

紅葉を追いかける旅(4)

姥捨駅から篠ノ井線で再び長野駅に戻った後、北陸新幹線「はくたか」に乗り、黒部宇奈月温泉駅で下車。新幹線の駅前の通りを渡ると、富山地方鉄道の「新黒部」駅がありました。そこから電車で30分程乗り、その日の最終目的地「宇奈月温泉駅」に着きました。
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温泉街を一回りして、ホテルにチェックインしたのが5時過ぎ。私の部屋は「トロッコ電車が見える部屋」というものですが、本当にトロッコ電車の駅すぐ近く、このホテル、トロッコ電車に乗るためにあるようなホテルです。
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夕食は温泉街の居酒屋でおでんや釜飯を食べ、ホテルの部屋に戻り一休みして、温泉に浸かりました。大きな温泉ではなく、6~7人入るといっぱいになるほどの大きさですが、私を含めて3人しか入っていませんでした。その時、男性用は1人だったとか。
久しぶりの温泉に浸って温まると、姥捨の棚田の坂道や長楽寺の階段を、上り下りした疲れが癒されるようでした。
夜も早めに就寝、翌日がこの1週間の旅の中で最も重要な「黒部渓谷の紅葉を、トロッコ電車に乗ってみる」日だからです。

翌朝、充実した朝食で腹ごしらえした後、ホテルをチェックアウトして、荷物も預け、ホテルから徒歩5分程のトロッコ電車の駅へ。
朝早かったので、新幹線で来る観光客はまだ少なくて、切符を買うのも容易でした。
トロッコ電車は、窓付きの車両と窓なしの車両があって、窓ありはガラス越しに景色を見ることになるので、窓なしを選びました。ガラス越しでは良い写真が取れないからです。
トロッコ電車の終点は「欅平」、所要時間は80分ですが、刻々と流れるように景色が変わるので、飽きることはありませんでした。
途中、駅はいくつかありましたが、電車は主要な駅しか停まりません。私達が購入した切符は、欅平行きで途中下車はできない切符でした。

電車が走りだしました。
窓なしの車両は前の、電車は空いていて、人も自由に移動できるので、写真も撮り易かったです。まず目に飛び込んできた景色は、ダム湖、水の色が独特です。
名所に差し掛かると女性の声のアナウスで説明があるのですが、電車は遅くみえても結構早く、景色もあっという間に通り過ぎてしますので、景色を見ながら説明を聞くのも気ぜわしい気がしました。間もなく黒薙という駅に到着。
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黒薙を過ぎると、車窓もから見る景色もどんどん変わっていきます。
発電所の近くだからなのか、橋や建物も見えてきました。
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電車が走るに従い、紅葉の色も鮮やかになっていくようです。標高が高くなるからでしょう。
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次の駅は鐘釣駅、釣鐘を過ぎても、ダムや渓流の景色が続きます。
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欅平に近づき、赤い橋が見えてきて、終点の欅平駅に着きました。あの赤い橋を渡って、これからどんな景色が見られるか楽しみです。
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紅葉を追いかける旅(5)に続きます
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# by amtask | 2016-11-11 11:35

紅葉を追いかける旅(3)

函館から戻った翌々日、次の目的地に向けて東京を出発。
その日の最初の目的地は篠ノ井線の姨捨駅。なぜ姨捨なのか、棚田が見たかったからです。今回の旅行も1泊2日の予定、一番の目的地は黒部宇奈月、夕方までに宇奈月温泉まで行くことが必須の条件でした。その前にどこに行くか色々考えました。高岡から出ている氷見線も魅力的、氷見の近くに素敵な棚田があると知り、その棚田も見たかったので、色々時刻表を調べてみると、その棚田を見るには、時間的に難しいことがわかりました。
その時、頭をよぎったのが、今年の夏、姨捨を旅された友人Sさんのblog、その中で見た棚田の景色。もう一度、時刻表で調べると、姥捨は長野駅からそれほど遠くないことがわかり、急遽姨捨に行くことしたのです。

出発の日、朝8時過ぎの北陸新幹線「かがやき」に乗り、1時間半も乗ると長野駅。そこで篠ノ井線に乗り換えて、30分程で姥捨駅に着きました。棚田や長楽寺はすべて徒歩圏内。姥捨駅で降りたのは、私達を含めてほんの数人、そして棚田に向けて歩き出したのは私達2人だけでした。
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姨捨駅は無人駅ですが、列車が着いた時、偶々駅員の人がいて、色々質問すると、地図をくれました。線路沿いの道をしばらく歩き、左手に見える棚田の方向に曲がるとその周辺は、収穫が終わった後の棚田が広がっていました。坂は急なので転ばないように気を付けて歩きました。
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その日は良く晴れて暑い程の陽気。遮るものが何もない、人は誰もいない、稲は刈り取られた後でちょっと殺風景な風景。でも晴れているので遠景はよく見えました。
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坂を下りながら左の方に向かっていくと、月の名所の標識などがあり、姨捨は、棚田と月の相乗効果で有名になった所だと知りました。(名月の里棚田、発祥の地、等と書かれています)
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暫く歩くと、茅葺屋根の建物が見えてきました。近寄ってみると、どうも芭蕉に関連のある建物のよう。この芭蕉ゆかりの建物は長楽寺の門脇に建っていて、「芭蕉翁面影」という立札が立っていました。
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姥捨で見るべきところは、棚田と並んで長楽寺。
長楽寺はどんなお寺かというと、「長楽寺は姥捨の棚田の傍にあり、観月の名所として知られる天台宗の寺院。紅葉が盛りとなる10月末は特に風情を増す。松尾芭蕉はじめ多くの文人が訪れ、50もの句碑が立ち並ぶ。眼下に眺望の広がる境内には多くの歌碑や句碑がある。中でも門脇の松尾芭蕉の句「俤や姥一人なく月の友」を刻んだおもかげ塚(芭蕉翁面影塚)が著名である。」
でも長楽寺に着いたころは、疲れてしまって沢山の句碑を読む元気がありませんでした。
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長楽寺の玄関に辿りつくのも沢山の階段を登らなければなりませんが、登ってみると、ススキや秋の花に彩られた落ち着いた趣のある光景が見られました。
お賽銭をお賽銭箱に入れて、仏様にご挨拶した後は、林檎とおからかりんとうを買いました。これが私達のランチになろうとは‼ その時は思ってもみませんでした。

お寺の玄関から反対側の階段を下りると、姥捨て会館に行けるはず。でも行って見ると会館の前の駐車場や広場には誰もいません。そこに1台の車からおじさんが降りてきて、私達に「何で来たのですか?」と尋ねました。「電車で」と答えると、彼は車できて、この会館でお昼を食べようと思ったけど、今日はお休み。街の方から来たけど街にも何もなかった。車でここまで来るのも大変だった。」というのです。では、私達のお昼はどうなるの?でも街の方まで行かなくてよかった、貴重な情報が得られたと思いました。
こうなったら、早く駅に戻るしかありません。もう一度御寺の境内に戻った時、一人のおばあさんが歩いてきて「何時もの年だと、この周辺は真っ赤に紅葉するのに、今年はまだまだ。やはり陽気が変わったのね。」などと話してくれました。やはり長楽寺の説明の通り、いつもの年だと今が紅葉の盛りの時期だったのですが、今年は紅葉が遅く、ちょっと期待外れ。おばあさんの話をもっともききたかったけど、今は姥捨駅にもどるしかありません。
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依然としてこの地域の坂道はきついし、日が照って暑いし、駅までの距離はそれほど遠くないのに疲れてしまいました。丘の中腹に古びたベンチを見つけました。でも一人のおじさんが座っていましたが、このベンチに座らせてもらい、約30分程、そのおじさんから色々な話を聞くことができました。おじさんは71歳、平地で農業をするのは楽でも急傾斜にある畑を耕すのは大変。でも後継ぎがいない野で自分の代で終わるだろう。この急激な変化の気候で病人が増えて、近くの診療所は待つ人であふれている。」など話してくれました。この近くの農村にも高齢化の問題は深刻のようでした。
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色々話を聞き、体も休まったので、再び駅に向かいました。列車が着いた時に居た駅員のおじさんも、列車を待つ人も誰もいません。姥捨て会館でお昼を食べる予定だった私達は、凄くお腹が空いて、駅の片隅のベンチで、家から持ってきた小さなお握りと、お寺で買ったりんごとおからかりんとうを食べました。何とこの駅には自動販売機もないので、ペットボトルに残ったお水で喉を潤しました。林檎はシナノスイートという種類、少し小ぶりですが、とても美味しくて、生き返ったような気がしました。
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しばらく休んでいると、予定通りの時間に長野行きに電車が来ました。姥捨駅のホームのベンチが外を向いて寂しげに並んでいます。それは良い景色を眺めるためだとか。その変わった駅のホームを後にして、約1時間後には大きくて近代的な新幹線の長野駅に戻ったのです。
(その4に続きます)
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# by amtask | 2016-11-09 11:16

紅葉を追いかける旅(2)

翌朝、早めに起きて軽く朝食を済ませて、函館駅近くのバスセンターへ。函館は公共のバスが便利なのです。今日の目的地、香雪園(見晴公園)へは、函館駅からバスで40分だとネットで調べてあったので、効率よく目的地に着くことができました。

その日の目的地は、次の説明を読んで決めました。
「見晴公園は、湯の川温泉の山側に位置し、国指定名勝の旧岩船氏の庭園(香雪園や、野球グラウンドを含む広さ約46万㎡の函館市最大の総合公園。
公園の中心となる旧岩船氏庭園は、函館市の豪商・岩船峯次郎が明治31年(1898)から造成した別荘と庭園。園内には、母屋の屋根が茅葺きの園亭や、レンガ造りの温室などが点在。公園内には、芝生広場を囲むソメイヨシノや、カエデを中心に約150種の木々が植栽されており、10月下旬~11月上旬にかけては公園内一帯が紅葉で色づき、約100m続くカエデ並木も、赤や黄色に染まり見事。毎年、夜の紅葉のライトアップもある。~」
岩船氏は行商から身を興して北海道内で有数の呉服商となった方だそうです。

予想より早く目的地に到着し、香雪園の中に入ると、まだ人はそれほど多くなく、ゆっくり紅葉を見ることができました。
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紅葉は、見ごろのちょっと手前といった感じでしたが、お天気も良く明るい日差しの中で、赤や黄色の紅葉が眩しい程でした。
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香雪園の中は広く、色々歩き回ってみると紅葉と、橋や建物、ススキなどのコンビネーションが印象的な光景が見られました。
豪商の私邸だった香雪園はとても広く、お天気の良い土曜日だというのに、ほとんど人に会いません。
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更に歩き回ると、茅葺屋根の建物がありました。そっと中を覗いてみると、係員も誰もいません。玄関で来訪者の人数を数えるボタンを押すだけで、入場できるのです。その時点での来訪者は私達だけ。
清々しい和室の障子から、柔らかい秋の陽射しの中で、高価そうなお茶の道具も展示されていました。
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でも何と言っても和室から見える庭園は素晴らしく、この和室から去り難い気持ちになりました。
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紅葉し始めた素晴らしい庭園を後にして、香雪園の門を出る頃、これから入場する観光客で賑わい始めていました。
やはり北海道、お天気が良いのに寒くなってきて、バスを待つ間、小さな停留所の待合室は人でいっぱい。ようやくバスの乗り込み40分、再び函館に戻りました。
朝早めに行ったので、予定より早く函館に戻れて、時計を見るとお昼前の時間。
そこで函館駅近くの朝市に行って見ました。前に一度来たことがあるので、今回は時間の関係で諦めていたのですが、まだ営業しているお店も沢山あってよかったです。
丁度お昼時だったので、海鮮どんぶりのお店に入り、3種類のどんぶりを頼み、2人で味見しながら昼食をとりました。暖かいおみそ汁・暖かいごはんの上にのったいくらや蟹が美味しかったです。
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少しばかり自分へのお土産を買い、朝市を後にして、次に向かったのが、泊まったホテルの近くにある衣料品店「しまむら」。
あまり寒くなったので、薄いダウンのジャケットでは風をひきそうだったから。でも東京に帰ると着ないだろうなと思うものばかりで、買うのを止めました。
その後はコーヒーショップでお茶して、夕方函館駅に戻りました。
夕方に近づくに従って風が強くなり、身に着けていたサングラスが飛びそうなほど。
交差点で信号待ちしている若い女子は、寒さのため、じっとしていられなくて飛び跳ねていました。新幹線で時間的に東京から近くなったとはいえ、やはりここは北国なのだと実感。。
函館駅について、新幹線の時間まで間があるので、駅の反対側の海の方に行って見ようと思ったのですが、風と寒さで断念し、駅ビルの中から海の景色を写真に撮りました。
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ようやく私達が載る新幹線の時間が来て、駅のホームに。新しくてきれいですが、新しすぎてちょっと殺風景。暇に任せて、駅と新幹線の記念写真を撮りました。
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新幹線のお蔭で、4時間たてば東京です。列車に乗り込み自分の座席に座ると、何だか半分自分の家に戻ったような気分になるから不思議です。
新しい新幹線は、座席も洗面所もきれいで清潔、シートも素晴らしく疲れません。この4時間は本当に快適でした。
紅葉を追う旅の前半は、これで終わりです。
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# by amtask | 2016-11-06 12:06 | Comments(8)

紅葉を追いかける旅(1)

秋に日本に帰ると、どうしても日本の紅葉が見たくなります。
今回は10月末から約1週間、紅葉を追いかけて旅に出ました。
第一日目は北海道の函館へ。
今年3月に開通した北海道新幹線に乗る楽しみもあり、函館を選びました。東京駅からたった4時間で、青函トンネルを通って函館に到着できるのです。
大沼公園を訪れたのはこれが3回目ですが、ここの紅葉を見るのは初めて。
大沼公園には、高校の修学旅行で、初めて足を踏み入れました。夏だったのでボートに乗ったのを覚えています。そして修学旅行中で最も印象的だった景色が、大沼公園の湖と駒ヶ岳でした。2度目に訪れたのが11年前の冬、カナダに移住する前に北海道を旅したのですが、その時に立ち寄ったのです。静かな佇まいの冬枯れの景色もステキでした。そして3回目の今回は、紅葉を見るのが目的でした。

出かける前に大沼公園はどんな公園なのか、あらためて調べてみました。要約すると、
「大沼公園には大小126の小島が浮かび、そのいくつかは橋で結ばれ、網の目の様に道が続いて、島巡りの遊歩道となっている。
活火山「駒が岳」とその噴火でできた大沼、小沼、じゅんさい沼、大小の島など周辺一帯が1958年に道南で唯一の国定公園になった。また四季にわたって自然が楽しめ、特に秋には、公園前の街路樹がきれいな黄色に染まる。日本の紅葉100選の一つにもなっている。」と紅葉が期待できそうなので、旅の最初の訪問地として選びました。

10月の末、私達は、朝8時過ぎに新しい新幹線「はやぶさ」に乗り込み、約4時間後の12時過ぎには新幹線の駅、新函館北斗駅に到着、そこで在来線に乗り換えて、20分程で、大沼公園駅に到着。目的地の公園は、JRの駅のすぐ近くにあるのも魅力です。
駅を降りると、すぐ近くに公園の紅葉した木々が見えて、紅葉への期待が膨らみます。
この公園の特徴は湖と駒ヶ岳の山頂が見えることです。汽車が着くと、大勢の人達がこの駅で降り立ちますが、そのほとんどは観光客。私達が公園に入った時、すでに大きな観光客のグループが、入口近くに集まっていました。ここにも中国からの旅行者がたくさん来ていました。
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私達は、順路に従いゆっくり歩いて回りました。橋も沢山あり一番長い散策コースは、約1時間かかりますが、高校時代の修学旅行を思い出しながら、大沼公園の象徴である駒が岳を眺めました。
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公園の奥に少し入ると、急に人気が少なくなり、穏やかな午後の日を浴びた紅葉をゆっくり見ることができました。公園の入口に集合していた大勢の人は、どこに行ったのかと思うぐらい静かでした。
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公園内にはたくさんの湖や沼があるので、水面に映った紅葉の景色が素晴らしく、どこを写真に撮るか迷うほど。
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橋も沢山あるのですが、大きくて新しい橋より小さくて古びた橋には趣があり、印象に残りました。
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順路に従って歩き、大体見終わると午後3時近くになっていました。
公園を出る頃、お昼を食べていないことに気が付き、駅の近くの食堂で軽く食事をして駅に行くと、札幌駅近くで起きた事故の影響で、列車に1時間半の遅れが出ているとのこと。予約した列車も1時間以上遅れるというので、丁度ホームに入ってきた列車に飛び乗り、函館駅へ。ダイヤの乱れで、座席指定も役に立たず、車掌さんも「空いた席に座って下さい」というので、空いている席に座り、隣に座った中年の女性と雑談しながら、車窓の景色を楽しみました。結局、予定の時間より早く函館に着き、駅から徒歩10分程のホテルに無事チェックインできました。
その夜は、函館山からの夜景を見たかったので、チェックインの時に様子を聞くと、そのホテルからバスツアーが出ていて、予約した時間にロビーで待っていれば良いとのこと。自分でロープウェイ乗り場まで行く必要がないことがわかり、ほっとしました。
10年前に函館に来た時は、函館山から夜景を見るため、ロープウェイ乗り場までバスで行ったのに、その直前に起きた落雷の為ロープウェイが停まり、夜景が見られなかったという苦い経験があったのです。今回は何として見たかった夜景。その夜景ツァーは90分、往復1時間、30分山頂に滞在という時間配分。函館山の山頂には、ロープウェイで行くしかないと思っていたので、バスで行けるとは意外でした。
その夜はよく晴れていたので、30分の滞在時間でしたが、夜景を充分堪能できました。
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私達のバスツアーの出発時間が夜7時、ホテルに戻ったのが8時半。遅い時間で、夕食はちょっとお粗末になってしまいましたが、予想した通りの紅葉と夜景が見られ、満ち足りた気持ちで眠りにつくことができました。
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# by amtask | 2016-11-05 20:51

バンクーバーの住宅バブル―世界一高いバブルのリスク

2016年9月27日、スイスの銀行UBSが、“Vancouver real estate has highest babble risk in the world ”(バンクーバーの不動産バブルのリスクは世界一)と報道しました。
UBSは世界の住宅バブルを比較するため、主要18都市にスコアを付け、そのスコアが1.5を超えるとBubble riskがあるというのです。また世界の18の都市を5つのグループに分類し、バンクーバー(2.14)を、最もリスクが高い都市だとしたのです。
因みに、東京は18都市中、12番目でOver valuedのグループに分類されました。

ⅠBubble risk(実態より高すぎる評価)の都市は、
①Vancouver ②London ③Stockholm ④Sydney ⑤Munich ⑥ Hong Kong
ⅡOver valued (実態より高い評価)は、
⑦San Francisco ⑧Amsterdam ⑨ Zurich ⑩Paris ⑪ Geneva ⑫Tokyo 
⑬Frankfurt
ⅢFair valued(適正な評価)
⑭Singapore ⑮Boston ⑯New York ⑰Milano
ⅣUnder valued (実態より低い評価)   
⑱Chicago
ⅤDepressed valued(低すぎる評価)なし

UBSは、Bubble risk に加えて、Price to income ratio のランク付けしました。地元の勤労者の年収で住宅(約60㎡のアパート)を買うとすると、何年働かなければならないかというものです。
①Hong Kong-18年 ②London-15年 ③Paris-13年 ④Singapore-12年 ⑤New York-11年 ⑥ Tokyo-11年 ⑦Vancouver-9年 ~
この年数が長ければ長い程、住民にとって住宅が買い難いことになるのです。

もう一つのランク付けは、Price- to -rent ratio。住宅を購入し、家賃をとって貸した場合、何年で回収できるかという指標。そのランク付けは、
①Vancouver-40年 ②Zurich-37年 ③Munich-36年 ④Hong Kong-35年 ⑤London-33年.……⑭ Tokyo-22年
この数値は、バンクーバーで10年もアパートを借りていた私にとっては、興味深いものです。
バンクーバーの家賃は、テナントにとってはそれほど高くなく、家主にとっては割に合わないと考えられるからです。

UBSのこの発表がなされたのは9月27日、それ以前のバンクーバーの住宅市場は、いつバブルが弾けるかわからない状況だったのです。
UBSの報道によると、バンクーバーの住宅価格は2007年から実態より高く評価され始め(いわゆるバブル発生)、ここ2年間で、外国人の需要増加により急激に価格が高騰、弾けるほどのバブルに膨らみました。
2006年、私がカナダ゙に移住した直後の状況をみて、日本のバブル時と同じことが起きていると直感し、その状況はバブルに違いないと思いました。どんな状況だったかというと、1つの売り物件に複数の購入希望が殺到することが頻繁に起きていたからです。UBSの説明とほぼ一致しています。
しかしその当時、バンクーバーに住む人々は、「これはバブルではない。これからも住宅価格は上がる」と断言していました。確かにリーマンショックの一時的な下落はあったものの、その後約10年間は上がり続け、とうとうバンクーバーの不動産バブルは世界一位になってしまったのです。その理由は、富裕な外国人が莫大な資金を持ち込んで、高額な住宅を購入したからでしょう。

バブルが発生すると、実態とかけ離れた金額で売買されことになりますが、膨らみ続けたバブルは何時かは弾けるもの。ではバブルが弾ける要因とは何か。それは、①金利の上昇 ②供給の増加 ③外国資本の流出だというのです。どれか1つの要因が満たされるとバブルは弾けることになるそうです。
住宅バブルが膨らみ続けたバンクーバー、市政府や州政府は、バンクーバー地域に住む住民や勤労者が住宅を買い易くするため、住宅価格を適正に抑えるために、③の外国資本の流失という状況を意図的に作りました。それが、外国人購入者にのみ課税される15%の追加取得税(新税)になったのです。

その新税が発効された2016年8月2日以降、金利はまだ低いままですし、供給も増えていない(売りに出される物件の数はそれほど多くはない)ですが、まだ2か月しか経っていないのに、住宅市場の状況は大きく変わってしまいました。新税の導入により、熱し過ぎた市場を冷やす効果が充分すぎるぐらいあったようです。
巨額な資金を持ち込んでバンクーバーの不動産を買いあさっていた外国人のほとんどは、新税発効後、よその地域に引き上げてしまいました。
これからも政府の思い通りにバブルが弾けるでしょう。既に高額不動産のバブルは弾けてしまったようですが。
しかし、実態に近い適正な価格までバブルが弾けるのは良いとしても、下がりすぎることがあれば、住民への悪影響が考えられます。
この新税の導入で、外国人による政府を相手取って集団訴訟も起きています。
2017年、バンクーバー市、BC政府は、バンクーバーの空き家問題に手を付けることになっています。今後のバンクーバー地域の不動産市場はどうなっていくのでしょう。多少の不安と期待も持ちながら、注意深く見守っていこうと思います。
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# by amtask | 2016-10-10 00:35 | ◎ ひとり言 | Comments(4)

初秋の日本に戻りました

日本に一時帰国してもう1週間も経ってしまいました。
バンクーバーの我が家の近くの大通りの街路樹も、紅葉し始めていましたが、紅葉の見頃はまだ先。もう少し秋が深まり、住宅街の街路樹の紅葉が始まると、圧倒されるようなきれいな紅葉が見られるのですが、残念なことに9月末、私は日本に一時帰国してしまいました。
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バンクーバーの紅葉に心を残したまま、9月末、予定通り夕方の成田に到着しました。空港の外に出ると夏のような蒸し暑さ。家に辿りついて温度計を見ると、気温29度、湿度85%、暑いはずです。バンクーバーは夏でも30度を超えることはめったにない上、湿度も低いので、運動でもしない限り汗はかかないのです。
それにしても、10月だというのに、この蒸し暑さ‼ 10年ぶりに日本の夏の暑さを味わいました。
家に着いた時は、暗くなっていたので外は見えなかったのですが、金木犀の香りが漂っていました。この匂いを嗅ぐと、夏が去ったことを感じるのです。翌朝、窓を開けて外を見ると、金木犀が満開、10年ぶりの金木犀の香りに日本の初秋を感じました。
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次の日、家の近所の道を歩くと、黄色いコスモスが咲いていました。黄色い蝶々も舞っています。やはり日本もカナダも、黄金色は秋の色なのですね。
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変わりつつあるバンクーバーの街
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# by amtask | 2016-10-04 11:38 | Comments(6)

秋の到来

9月も後半になると、色々なところで秋の到来を感じます。
夏に比べて雨が多くなるのも、秋が来た証拠。
ある午後の日、雨が上がって向こう岸のビル群が白く輝き始めたと思ったら、次の瞬間
虹が現れました。ここに引っ越して1年半、この窓から虹を見たのは初めて、きれいでした。
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晴れても風が冷たいのです。
家の中にいると感じないのですが、陽射しが明るいので、手近にある夏服で出かけると、寒い思いをします。
衣替えの時期、押し入れに奥にしまってあった、セーターを出してみました。
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いつの間にか紅葉が始まっています。
古巣West End 地域の歩きなれた道を歩くと、大きな木がすでに紅葉していいました。
樹の名前はわかりませんが、とにかく大きくて目立つのです。
これからもっと紅葉が進み、街は華やかさを増すでしょう。
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秋の遠足
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# by amtask | 2016-09-23 16:49 | Comments(4)

初秋のバンクーバー スタンレーパーク 

新しい発見ー朽ちた巨木
昨日から曇り始めた空。今朝起きたら、いよいよダークシーズンの到来を思わせるような雨模様。1週間前に見た、青い空に白い雲の夏のような景色に思いを馳せながら、このblogアップすることにします。

数日前までのバンクーバー、インディアンサマーという感じで良いお天気が続き、気温も少し高め。そんな陽気に誘われて、先週末、スタンレーパークの原生林の奥のあるビーバーレイクに、蓮の花を見に行きました。
原生林に入ると、大きな木の緑の葉の中に、ほんの少し黄色やオレンジ色に変わった葉が混ざっているのが見えました。
何度も来ているのに、原生林の中の木々の大きさにはいつも驚かされます。真下から樹を見上げると、木々の葉の間から見える空は高く、吸い込まれてしまいそうな青い色。
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原生林の中は、お天気の良い週末の午後だというのに、行き交う人も少なく、ひっそりとしていましたが、原生林を抜けて、目の前が急に開けたと思ったら、そこがビーバーレイク。昔はビーバーが生息していたので、ビーバ―レイクと名付けられたとか。
この湖には、夏の頃、蓮を見に年に1度は来るのですが、青い空と白い雲の景色はいつ見ても新鮮です。
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お日様もひっそりと水面に映っていました。静寂の中でこんな景色を見ると、せわしい気持ちが鎮まるのが感じられます。
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蓮の花の盛りの時期は過ぎて、赤い蓮の一団がポッカリ湖面に浮かんでいただけ。蓮の盛りの頃には小さな白い蓮の花で湖面が覆われるのですが、この時期に、少し残った赤い蓮の花が見られただけでもラッキ―。
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暫く湖畔に佇んだ後、ビーバーレイクを後にして再び原生林の中へ。
人気にない原生林の道をゆっくり歩くと、嵐で倒れた巨木が無残な姿をさらしているのに気が付きます。よく見ると、そんな巨木からも新しい枝が伸びて緑色の葉を付けている樹もありました。原生林の中の不思議なモニュメント。
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何度か見ていたはずの朽ちた巨木ですが、その日なぜか興味深く感じられたのです。
特に朽ちた樹肌の触感。ちょっと触ってみるとぬくもりを感じました。
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いくつかの巨木のモニュメントを見て原生林を抜けると、カナディアングースの群れに出会いました。その先の広場では、その日に結婚したカップルを祝うウエディングパーティが開かれていました。人や生き物の集団をみて、何か現世に戻ったような気分。「静」から急に「動」の世界へという感覚でした。
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私は10年もこの公園の近く住んでいるのに、まだスタンレーパークのすべての道を歩いていません。でも同じ道を歩いても、季節が変わると違う景色に変わり、注意深く見ると新しい発見や驚きもある広大なスタンレーパーク。あらためてこの公園の素晴らしさを感じた午後でした。
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# by amtask | 2016-09-18 05:06 | Comments(6)