10月に入ると日に日に秋が深まり、街を歩いたり、窓のカーテンを開けただけでも、風景の色が変わっていくのが感じられます。
太陽の光は柔らかくて穏やかな色になり、木々の葉は赤や黄色に色を変えながら、その鮮やかさを増し、紫陽花は若々しい鮮やかな夏色を深みのある秋色に変えていくのです。 風や空気は冷たいのに陽射しはまだ暖かく、夏と冬の間を行ったり来たりしながら、確実に冬に向って行く秋。自然が色を失う冬を前に、思いっきり景色が華やかに彩られるのが10月のバンクーバーです。 10月4日、アパートの窓から見た夕方の空です。外出から戻ると急に雲ってきて、山の方は暗く雨が降っているようでした。でも西の海の方では陽が射してきたので、もしかしたら虹が現れるかな、と山の方を見たら本当に虹が出ていたのです。虹は数分で消えてしまいましが、海の方を見ると夕焼けの後、丸い月が空に浮かんでいました。素晴らしい自然の景色に魅入りました。 10月に入ると、木々の紅葉が始まりますが、赤い紅葉から始まり、黄色い紅葉が続きます。 黄金アカシアは、鮮やかな黄緑色でしたが、どんな色に変るのか楽しみでした。 街を歩くと、秋を感じさせる色々な場面に遭遇できます。リスが食べた栗の実の殻、古い家の前に飾られた南瓜。花屋の店先でうなだれているオレンジ色の大きなヒマワリ。ふと見上げた外壁に垂れ下がった蔦の紅葉。八百屋さんに並んだ松茸など。 10月半ばを過ぎると、ハロウィンの飾り付けで街は賑やかになりますが、これから私は日本に戻ります。 ハロウィンを楽しめなくてちょっと残念ですが、秋のバンクーバーを半分過ごすことができました。 今頃のバンクーバーの花と言えば、コスモスです。夏から咲いているのですが、花が少なくなった時期まで咲き続ける可憐な花です。八重咲きのコスモスを見つけました。 秋色紫陽花は、10月を過ぎるとほとんどの花が赤い色に変るようです。元の色は何色だったかわすれるほど赤い秋色紫陽花が多くなります。今まで緑色だった葉も紅葉していくのです。 ショウメイギクも大量に咲き誇っています。(最初この花はNootka rose だと思っていたのですが、ショメイギクとNootka roseは別物のようです)
by amtask
| 2009-10-16 09:11
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Comments(2)
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rabbitjump
at 2009-10-16 22:42
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まさに自然が織り成すハーモニーですね。
虹をごらんになったのですね~ いいことがありそうな、そんな光景ですね。 夕陽の染まる雲の美しい事♪ 見事な紅葉、カナダの秋は沢山の贈り物を運んでくるのですね。 秋色紫陽花も見事なまでに赤い色ですね。 そろそろお帰りなのですね。気をつけてお帰りくださいね。
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amtask
at 2009-10-17 04:45
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rabbitさん おはようございます。
バンクーバーに居る時は日常的な光景も、日本で見ると新鮮に感じられるから不思議です。 虹は現れても気が付かないことが多いようですね。見られてよかったです。欲を言えば、弧になった虹を見たかったのですが・・・ これから日本の秋を楽しもうと思います。2日ほど前に日本に戻りました。
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