備忘録 2018年春の日本滞在

早いもので、今はもう6月、今年も約半分が過ぎようとしています。

私達は、4月上旬バンクーバーから東京に行き、約2か月滞在し、5月の末にバンクーバーに戻ってきました。

梅雨入り前の東京を飛び立った飛行機は、8時間後にバンクーバー空港に着き、外に出ると陽射しはすっかり夏のように明るいのに肌寒い陽気。後で友人に聞くと、私達が到着する直前まで暑かったそうですが、アパートの窓から見える山の頂にはまだ少し雪が残っていて、その山を背景にした海にはクルーズ船が行き交い、冬と夏が交錯するような景色が見られました。

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今ごろ、東京は梅雨入りしたそうですが、私達が滞在した2ヵ月は、春から初夏にかけての良い季節、その日本滞在の様子を、備忘録として書き留めておこうと思います。

今回の滞在は、古い家の改修、その準備としての断捨離、歯の治療などの為にたっぷり時間をとったので、その合間に小旅行にも行けるかと期待していたのです。

出発の前日、まだ雪があるかもしれない北海道へのスキー旅行のためにスキーウエアーをスーツケースに入れました。もし雪がなければ、せめて沖縄か、長崎のハウステンボスなどと、色々計画を立てていたのですが、東京についてみると、古い家の玄関前の植栽の手入れ、台所の補修などが予想以上に時間がかかり、急を要する雑用が片付いた頃、私の坐骨神経痛が8年ぶりに再発してしまったのです。腰痛の下地として考えられるのは、春は毎年、日本・カナダ・アメリカと私が関わる3つの国の確定申告の時期、日本に来る前の数週間は椅子に座りっぱなしの日が続いたからかも知れません。

4月下旬から5月の連休は、日本ではゴールデンウィーク。行楽地や繁華街は何処も混雑するので、この時期、毎年旅行などの計画は立てません。今年も家で静養していれば 腰痛も治るのだと思っていたのですが、腰痛はなかなか去ってはくれませんでした。私の体も8年前より当然8年加齢しているので、仕方がありません。

そこでとうとう旅行は諦めて、日本に来る前から約束してあった友人達との約束はキャンセルしないことを目標にしました。何とか工夫して殆どの約束をキャセルせずに友人達と会うことができたのが、日本に来た最大のご褒美だったと思います。

その工夫とは、会う場所はできるだけ近いところで、しかも駅の近くで待ち合せることを、友人達にお願いしたのです。その結果、行った先は、新宿・渋谷・東京駅・三軒茶屋・下高井戸(家の最寄り駅)・小田急線の経堂や豪徳寺、一番遠いところは北区の赤羽でした。

新宿はサンルートホテル、駅から徒歩5分という利便性で以前から馴染みがあるホテルのレストラン、3回も利用しました。

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渋谷は井の頭線構内の岡本太郎の壁画のある広場で待ち合わせ、外に出ることなくマイシティー(駅ビル)で食事をして、食後はスタバで御茶するのが定番。ある日は、駅近の西武デパート内のレストランで食事した後、若い人たちに交じって御茶しながら積もる話の続きを・・・。

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東京駅は歯医者さんの近くの大丸デパートの12階で食事、その後はデパート内のTearoom で御茶して寛いだり・・・

三軒茶屋駅は、我家の最寄駅からローカルが出ているのですが、その終着駅。昔から馴染みの地域で、何となく寛いだ気分になれます。表参道も、以前私の勤めていた会社があった場所、最近は新しい建物やお店も増えましたが、その街の雰囲気は今でも馴染めるのです。特別のご馳走はなかったけど、友人達との久しぶりに再会で、話が尽きませんでした。

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そして我家近くの居酒屋さんでの飲み会にも参加、最初は5人の予定が10人も集まりました。

又ある日は、友人達の絵が飾ったあるレストランへ。家から歩けば20分位なのに、その日は歩くのが辛くて、電車を2つ乗り継いで行きました。でも絵を見たり、美味しいランチを食べながら会話を楽しんだりしているうちに、腰痛を忘れることができました。

また北区の赤羽は、私の実家があった所、姉に会うのに、徒歩7~8分のところを、初めてタクシーで行きました。でも東京のタクシー料金が値下げされていて、初乗り410円位、嬉しい驚きでした。

バンクーバーに戻る直前の週末は、息子が私の腰痛を考慮して、我家近くのイタリアンレストランで、「母の日・父の日」ディナーを振舞ってくれました。ここはローカルな割には本格的なイタリアンレストラン。土曜の夕方だったので、家族連れも多く、中国人の家族も何組か食事を楽しんでいました。

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今回の滞在で、時間はあるのに、デパートでの買い物もする気にならず、ユニクロの前を通っても立ち寄る気もおきず、買い物は食品や水というような生活の必需品のみ。とにかく立って歩くのが苦痛、行く先々で、どこに椅子があるかを探す習慣が身についてしまいました。

読みたい本などは通販で購入。本をネットで注文し、駅のコンビニで受け取るだけで手に入ります。今回買った本は、腰痛に関する本2冊と、水彩画の本1冊だけ。貪るように読みました。

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予想外の「どこにも行かない日本滞在」は、カナダ移住後12年目にして初めてでしたが、長生きすればいつか来る老後、そのための「老後の練習」をしたような2か月でした。

そして「歩く」という人間の基本的な動作がいかに重要で、「歩ける」という当たり前のことが、とても貴重なことだったと見に染みて感じた今回の日本滞在でした。


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by amtask | 2018-06-07 16:12 | Comments(4)
Commented by rabbitjump at 2018-06-11 09:49
ご無事にお帰りなさってよかったです。

年を重ねると、すべてが元気でいることはなかなか難しいですね。
私もいろいろ衰えを感じます。若いころには考えもしなかったようなこと、
体も心もこんなにも違うものかと思います。

その後腰痛はいかがでしょうか、少しでも良い方向へ、と
祈っております。

滞在中は精力的に前向きにお過ごしなさったこと、
見習いたいと思います。
お互いに上手に からだとお付き合いしていきましょうね。
Commented by amtask at 2018-06-12 15:51
rabbitさま
こんばんわ。
腰痛心配して下さって有難うございます。
少しづつはよくなっていると思いますが、まだ完治ではありません。
でも何とか普通の暮らしができているので、気長に治そうと思います。
日本から戻る前は、こんな近いところは楽々歩けたのに・・と一寸惨めな気持ちに。
年を取るって、こういうことだったのだと気が付きました。
Commented by yukisuzuki at 2018-06-13 20:53 x
amtaskさま、坐骨神経痛のお具合はいかがですか。痛みは心を萎えさせますね。日本ではこのところ(相変わらず?)毎日のように悲しい事件が起きています。気分が滅入ります。そんな時、一服の清涼剤を求めてこちらのブログに来ます。 お体に御留意いただき無理のない中でブログを続けていただけますよう。
どうぞお大事になさってくださいませ。
Commented by amtask at 2018-06-15 14:17
yukisuzuki 様
初めまして。
日本に滞在中にテレビを見ると、確かに暗いニュースや不可解なことが多いと思いました。
私のblogが清涼剤になるなんて、嬉しいお言葉ですが、
気持ちが明るくなると、私の痛みも和らぐようです。
拙いblogですが、明るい話題、役に立ち情報など共有できればと思い、細々とでも続けようと思います。
またお訪ね下されば、嬉しいです。
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