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バンクーバーの不動産バブル その後-6

昨年9月、私のblog「ひとり言」で書いた「バンクーバー不動産バブル その後-5」の中で、私は何を書いたのか、読み返してみた。要約すると、

「不動産の在庫が増え、売買が減り、売手市場から買手市場に移行しつつあるが、価格はまだそれほど下がっていない。高額不動産(例えばWest Vancouverの戸建て)は、新税の影響の為か、全く売れなくなった。バブルは弾け始めた。今後どこまで弾けるのか止まるのか。」

そして今2019年1月、2018年の総括ともいえる各種データがReal Estate Board of Greater Vancouverから発表された。

(住宅販売数-Sales)大幅に減少

バンクーバーの住宅販売は、2000年以(過去18年間で)最低。2017年と比べて約30%減少。一戸建は24,619戸売却、共同住宅は35,993戸売却されて31.6%の減少。また過去10年の平均と比較しても25%減少。2018年は売手市場から買手市場に移行した年だった。なぜここまで減少したのか、その理由は、住宅価格の高騰・金利の上昇・厳しくなった新しいモーゲージルール・新しい税制・外国からの資金流入の減少などが考えられる。

(売出物件数-Listing) 在庫は増えず、減少傾向 

売り出し物件数はMetro Vancouver(※)で、53,614戸、2017年(54,655戸)と比べて1.9%減、2016年(57,566戸)と比べ、6.9%減とそれほど住宅の在庫は増えていない。因みに2019年の価格動向は、住宅の在庫が鍵となる。現在開発中の新しいプロジェクトの完成で在庫が増え、買主の選択肢も増えることが予想される。

(ベンチマーク価格)2018年の前半は上昇、後半は下落

ベンチマーク(Benchmark price)とは、平均値に基づき、売却された典型的なコンドの価格を調整した数値。2018年前半は上昇するところもあったが、後半の半年で大半の住宅価格が下落した。Metro Vancouver(※)の住宅のベンチマーク価格は$1,032,400、1年前と比べて-2.7%、 タイプ別では、戸建て(-7.8%)・アパート(+0.6%)・タウンハウス(+1.8%)だった。

2018年6月以降の直近の6か月で見ると、上昇を続けていたアパートは(-6.4%)、タウンハウス(-5.3%)と、2018年の後半で、ほとんどの住宅の価格が、下降に転じた。

(2018年の住宅販売)2018年の最終月の動向

先月12月の販売戸数は1072戸、2017年12月(2016戸)に比べて46.8%減少、1か月前の2018年11月(1608戸)に比べて33.3%減少となった。2018年の販売戸数が加速度的に減っているのが分かる。

以上が最近発表された2018年の数値であるが、それによりいくつか気付いたことがある。住宅の価格は、地域はもちろん、住宅のタイプ・用途によっても変わってくる。例えば、North Vancouver は戸建てとコンドやタインハウスが混在している地域だが、同じ時期でも戸建ては12%価格が下落、コンドの価格は7%上昇した。また場所は近いのに用途によって価格が違うことがある。例えば、West Vancouver (高級戸建て地域)とWhistler (スキーリゾートエリア)を比べると前者は価格が12%下落し、後者は価格が23%高騰していた。

また、購入者の事情で価格が変わることがある。

2016年、コンドミニアム市場は沸騰したと言われているが、多くの買主が戸建てには手が届かず、集合住宅、特にコンドミニアムに参入して、価格が高騰する結果となった。

その理由は厳しいモーゲージルールで、買主の購買力が減少したことが考えられる。また高齢化に伴い、住宅の縮小化を希望する買主が、戸建てを売り、コンドやタウンハウスに買い替えるケースが増えた。この傾向は2017年から2018年まで続いた。その価格高騰したコンド価格も弾け始めたが、2019年はどうなるのか?

30年前の日本の不動産バブルを見てきた私にとって、2018年のバンクーバーの不動産バブルは驚くほどのものではないが、2018年がバブル崩壊の途中なのか弾けた後なのか、現時点ではまだわからない。

2019年の経済情勢、住宅に関する税制・外国からの資金流入・移民政策などが、住宅の価格動向に影響を与える。特に住宅に関するいくつかの新税制が発効されて1年以上が経った。これからしばらくは、新税制の効果について注目していきたい。


<参考>

※Metro Vancouver:旧Greater Vancouver、カナダBC州の南西部に位置する行政区で、バンクーバーを中心とする都市圏

※※Lower Mainland: BC州の南西部をカバーし、BC州の60%の人口を擁する。Greater Vancouver

の都市部、海岸沿い地域や山岳地帯、田園地域を含む。



# by amtask | 2019-01-16 04:34 | ◎ ひとり言 | Comments(2)

備忘録2018年12月―続き

彼の滞在中はちょうどクリスマスシーズン、カナダラインの駅や街、アパートの玄関のクリスマスイルミネーションやツリーに迎えられて、彼はやってきました。

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息子が到着した翌日、夫と息子は雨の中、カナックスの試合を見に行きました。この試合観戦は、今回の滞在のハイライトだったようです。

クリスマスイブは、私達の友人ご夫妻に招かれ、息子共々ディナーをご馳走になり、華やかな空気にも触れることができました。

夕方ご友人のご自宅に向かう途中で見た、クリスマスマーケットやセントポール病院のイルミネーションはとてもきれいでした。      

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クリスマス当日は、我家の居間で、私の簡単な手料理とワインでクリスマスを祝いました。

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クリスマスを過ぎた雨上りの日は、どこかモールに行って見たいというので、ライオンゲートを渡り、パークロイヤルに行って見ました。私達も久しぶり、広々したモールは落ち着いていて、買物をしなくても楽しめる雰囲気でした。

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その帰り、息子は一人で買い物に、私達は以前から予定されていた友人宅での忘年会に出かけたのです。

私達は珍しいエスカルゴをご馳走になったり、初めてお目にかかった御夫妻との会話も弾み、楽しい時間をすごし、気が付いたら夜11時、急いで友人宅を後にして、ようやくその日のうちに自宅の戻ることができました。


買い物が終わった息子は我家に戻り、私が用意しておいた夕食を一人で食し、久しぶりの一人の時間を楽しんだようです。

今回の息子のバンクーバー滞在は、観光ではなく、親のバンクーバーにおける生活の一部が垣間見られた時間だったと思います。

大晦日、長いような短いような10日間が過ぎて、息子は日本に戻って行きました。

その日は珍しく晴天で、カナダラインの窓から見る青空が綺麗でした。

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息子を空港まで送って家に戻り、私達は一抹の寂しさと、ほっとした安堵感の中で、年越の準備をしました。夜12時のカウントダウンの花火は、海岸に出ないで、我家の窓から見ることにしました。

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花火はビルの間からしか見えませんが、息子がプレゼントしてくれたワインを飲みながら、お腹に響く花火の音を聞きながら、無事に2019年を迎えたのです。

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忙しい12月で疲れましたが、後で思えば充実した2018年の年末だったかもしれません。


# by amtask | 2019-01-06 17:21 | Comments(4)

備忘録2018年12月

11月末に日本から戻って、ほっとする間もなく、すぐ12月になってしまいました。

私達の日本滞在中に、私達がバンクーバーに戻った後の12月後半に10日間ほどバンクーバーに来ることが決まりました。そんな訳で、私達はバンクーバーに戻るや否や、落ち着く間もなく、物置と化したセカンドベッドルームの片づけと断捨離に追われました。それとカナックスの試合を見たいという息子の希望で、切符の購入も慣れていないので、結構大変でした。

それでも毎週繰り返される私の予定(Art class・水彩画・ダンス・ヨガ等)は、12月の後半には終わってしまうので、極力休まないように、特製の12月の予定表を作り、必須の用事を書き入れて、その合間に友人宅での数回の忘年会、我家での昼食・夕食会などのイベントを記入していきました。

クリスマスや年末という特別な時期なので、友人との交流は途切れないよう、お誘いがあれば何とか時間をやりくりして参加することにしました。予定表を見ると次のような記入がありました。

<12月の前半>

1  ★近くの友人御夫妻の家でAfternoon tea 

    ★郊外から友人御夫妻を招いて我家でランチ

2週  ★ 郊外の友人宅で忘年会     

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   ★スポーツ同好会の忘年会

<12月の後半>

3週 ★隣町の友人御夫妻の家で夕食

★近所の友人と3人で近所の居酒屋で飲み会

★郊外から友人ご夫妻を招いて我家でランチ

4 息子が日本から来て我家に滞在

    近くの友人御夫妻に招かれ、ホテルでクリスマスディナー

郊外の友人宅で忘年会      

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近くの友人御夫妻招いて我家で夕食

5週 大晦日、息子が日本に戻る

1221日予定通り息子が来て、私が作る食事の量は2倍になり、すっかり給食か賄いのおばさんになったような気分。

今回の息子の滞在は10日間程、私達がカナダに移住して以来、彼がバンクーバーに来たのは3回目、観たいところ。行きたいところには既に行っているので、今回は数年前、彼の滞在中に家に招いて下さった友人御夫妻や、近くに住む友人御夫妻を招いたり、バンクーバーに住む私達の友人との交流にも、少し参加してもらいました。

(次回に続きます)


# by amtask | 2019-01-06 15:43

2019年 お正月

明けましておめでとうございます。

このblogの更新も1カ月ぶり、早いもので、2019年になってしまいました。

忘れないうちに、まず2019年の元日のことを書き留めてみます。

毎年、不思議なことに雨の多い冬のバンクーバーで、元日だけは晴れるのですが、今年の元日もやっぱり晴。不思議です。直前の天気予報は曇りか雨だったのに。

そんな2019年の元日、私達は友人が住む見晴らしの良いコンドミニアムの室内から、ポラーベア スイム(シロクマ君の寒中水泳というイベント)を見たのです。友人のお宅に11時集合、私達が行った時はすでに豪華なおせち料理がテーブルの上に並び、全員揃うと、お屠蘇で乾杯、新年を祝いました。

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イベントの開始は2時半、お雑煮でお腹が満たされた頃、ポラーベアが始まりました。開始時間が近づくにつれ、海岸に沢山の人々が集まってくるのが見えました。

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海の彼方には、ヨットや船も集まり始めています。

今まで私は10年以上も、海辺の波打ち際でそのイベントの光景を見てきました。今年初めて、遠景の高いところから見ることになったのです。

昨年まで、私は同行者からも離れ一人で人々の間を縫って水辺の最前線に行き、泳ぐ人と同じ目線で海を見、水しぶきを浴びて寒いと感じたり、泳いだ人の熱気を感じながら、このイベントを見てきました。また、まじかで人々の笑顔から元気をもらうことができました。

上層階の建物の中から見ると、人々も船も豆粒のように小さく見え、人々の表情も熱気も、滴の冷たさも感じることはできませんが、海岸からは見えない広範囲の海が見渡せるのです。

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どちらが良いのか、私が元気なら、時々は海辺で人をかき分け、水しぶきをよけながら臨場感を味わいたいし、また機会があれば、今回のように、暖かい部屋でお屠蘇を味わいながら、優雅にこのイベントを見たいとも思います。

ポラーベアのイベントは始まると、1時間もしないうちに終了となるのですが、私達は暖かいコンドミアムのリビングから、イングリッシュベイの遠景を見ながら、日が暮れるまで、美味しいご馳走を味わいながら、話に花を咲かせたのです。


# by amtask | 2019-01-04 11:45 | Comments(2)

暖かい晩秋

今日は121日、11月も足早に駆け抜けていきました。特に11月末は、日本からカナダに戻るということもあり、多忙の日々を過ごしましたが、バンクーバーに戻る数日前、丁度、友人と会う予定があったので、一緒に紅葉を見に六義園に行き、ようやく紅葉狩りが実現しました。私は六義園(リクギエン)に行くのは初めて、東京に長年住んでいるのに、「六義園に行ったことがないなんて!」と驚かれるほど、この公園はポピュラーなのです。

その日は、お天気の良い連休の初日だったのに、それ程の混雑もなく、公園内を散策できました。混雑がないのは、まだ紅葉は始まったばかりで、見ごろではなかったからでしょう。夜のライトアップも始まっていたので、夕方から賑やかになったかもしれません。

私と友人は駒込駅で待ち合わせ、特別な時期なので、いつもは閉じられている染井門から入ることができたお蔭で、駅から徒歩3分もかかりませんでした。

まず公園内に入ると、由緒ありそうな建物や庭園があり、歴史が感じられました。

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少し奥に入ると、池に古びた橋が架かり、趣のある景色が見られました。もう少し紅葉があればもっと素敵だったでしょう、とちょっと残念!

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数日後、私達は東京を後にしてバンクーバーに戻りました。バンクーバー空港に着いた時は晴れていたのに、アパートに辿りついて、お昼寝から目覚めて窓の外を見ると、すっかり雨模様になっていました。

翌朝は11時まで爆睡してしまった為、食料品を買いに行ったり、水彩画の教室に行ったりと、忙しい日になりましたが、雨が上がっていたので、少し足を延ばして買い物のついでに、住宅街の道を歩いてみました。

毎年一番早くピンクの花が咲く一角に差し掛かると、「今何月だったかしら?」と思う程、ピンクの花が咲いているのにびっくり。もう少し歩を進めると、フロントガーデンに植えられた木の葉はきれいに黄色に色づき、その下に冬に見られる赤い実と、一輪残った秋色紫陽花が彩を添えて、また今は、冬なのか秋なのか❓と、迷うような景色もありました。もう少し歩くと、大きな街路樹の黄色い紅葉が、私の頭上で「今は秋ですよ」と告げているようでした。

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我家の近くまで戻ると、ようやく落ち葉が散った落ち着いた秋の街の景色が見られました。

部屋に戻り、雲の切れ間から山の頂上を見えましたが、雪はなく、いつもの晩秋の景色ではありませんでした。東京も11月にしては暖かかったですが、バンクーバーも暖かい晩秋だったようです。今日から12月、いよいよ冬に向かう季節の始まりです。

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# by amtask | 2018-12-02 07:44 | Comments(2)

備忘録-2018年11月

11月に入ったと思ったら、あっという間に半ばを過ぎ、今はもう3分の2を過ぎました。

折角日本に居るのに、一体何をしていたのでしょう? 時の経つのが早すぎて、とっさに思いだせません。特別なイベントがない月なので、ダイアリーを見て、備忘録を綴ることにしました。

11月の始めは、近くの友人ご夫妻が開いてくれたおでんパーティ⁻があり、その翌日は目白に住む息子の家でキムチ鍋。その次の日は、義妹が我が家に来て私の手料理で夕食、と連続賑やかな夕食が続きました。

またその翌日は、前回の日本滞在で会えなかった友人と、経堂駅近くでランチ、まだ11月の初旬だというのに、もうクリスマスツリーが飾られていました。

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それ以降は、ダイニングキッチンの改修のために、断捨離や家具の移動など、想像以上に手間と時間がかかりました。3日間の工事期間は台所が使えないので、偶々空き家になっていた一階の台所を使えましたが、不自由な時間を過ごしました。

↓の写真は新しいシステムキッチン、ついでに床も壁も張り替えたので、色々な職人さんが来て、3日かかりました。

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その合間を縫って、米国税務の仕事を通じて知りあった友人2人に会い、ミッドタウン日比谷に行きました。ランチとお茶を楽しんで、友人達はそれぞれの事務所へ。

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私は、京橋の久保田画廊に寄り、水彩画の友人達の絵を鑑賞しました。


その翌週には、近所のお寿司屋さんで宴会もありました。夫がボランティア活動を通じて知り合った友人達が催した宴会。お寿司や煮魚・茶わん蒸し等のコース料理で、久しぶりに日本のお寿司を味わいながら、半年ぶりの再会を楽しみました。

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翌々日のランチは、若かりし頃、エレクトーンを通じて知り合った友人と、三軒茶屋のお蕎麦屋さんへ。お蕎麦屋さんの和室で味わった鶏重も美味しく、その後で寄った星野コーヒーでのお喋りも楽しいひと時でした。


その次の日の午後は、近くに住む友人と駅近のフルーツパーラーで、半年ぶりの再会。

ここは、1階が果物やさんで、2階がフルーツパーラ―になっていて、経営者は同じ。新鮮な果物を使ったスイーツも美味しく、落ち着いておしゃべりができました。糖尿病予備軍の私が注文したのは、ミニフルーツパフェ、こんな華やかなスイーツは本当に久しぶりでした。

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11月の半ば過ぎ、東京駅近くの歯医者さんの予約があった日、10数年前、米国税務を学んだ友人達と、大丸デパートでランチとお茶をしました。当時一緒に学んだのは男性の方が多かったのすが、なぜか自然に4人の女子会になり、今も、私の一時帰国に合わせてランチをするようになりました。

最近色々な家庭の事情で全員集合が難しく、その日は5年ぶりで全員集合が叶いました。

その日のランチは大丸デパート内のつばめグリル、私はここのロールキャベツや和風ハンバーグが大好物。ひとしきりご馳走を食べた後は、同じ建物のカフェでお茶しながらまたお喋り、瞬く間に歯医者さんの予約の時間が来て、散会となりました。


11月の第3日曜日は、中学の同期会で、竹橋のパレスサイドビル9階のレストランへ。

クラス会は1年に1度あるのですが同期会は久しぶり。今回偶々、日本に滞在中だったので、参加できました。皆それぞれが年を重ねたけど、顔を見るとすぐ名前を思い出すのが不思議です。会はお昼から始まり、クラスごとに分かれての2次会、一緒に駅に向かった6人と3次会、最寄りの駅に着いた頃はすっかり日が暮れていました。

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その翌々日のお昼は、水彩画の友人達と経堂駅の傍の隠れ家的カフェで、和食定食を味わいながら、絵のお話に花を咲かせ、短い時間でしたが、中身の濃い時間が持てました。

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同じ日の午後、一駅だけ電車に乗って友人の家へ。最近油絵を始めた友人の絵を見に行き、ここでも絵のお話しで時間を忘れ、暗くなりかけたころ帰路につきました。

最近、東山魁夷の絵の展覧会が国立新美術館で開催されていますが、絵を描く友人の多くは、その展覧会に行き、3人の友人が分厚い画集を買って来て、私に見せて下さいました。なので私は同じ画集を3回見たのですが、何度見ても見る度に新鮮で感銘を受ける絵の数々。東山魁夷は凄い画家だと思いました。


こんな風に日本の日常を楽しんでいますが、今回の日本滞在中、忙しくて旅行は諦めました。バンクーバーに戻る日まで1週間を切りましたが、まだまだ日本の秋を楽しもうと思います。


# by amtask | 2018-11-22 19:11 | Comments(2)

足早に去っていった10月

いつの間にか10月も終わり、超特急で時間が過ぎていくようです。
今年の10月は、日本に戻る準備から始まり、日本に着いて落ち着いたと思ったら、10月は私の脇をすり抜けるように去っていきました。それ程短く感じた1か月。自分の備忘録として、どんな月だったか、記憶に留めるために、印象に残った写真、並べてみました。
10月の初旬はまだバンクーバーに居ましたが、毎週Art class とヨガのレッスンに通っているバークレーマナーの花壇の花は未だ夏のよう。もうすぐ壊されるランドマークタワー、私がバンクーバーに戻った時にまだあるかしら?と思いながら写真を撮りました。
ウェストエンドのフロントガーデンで見た秋色紫陽花、私の住む地域にはフロントガーデンがほとんどありません。やはり古い街は、季節の移ろいや情緒があっていいなあと、という思いながら歩きました。
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日本に戻る数日前に友人ご夫妻が、夕食に招いて下さいました。友人のコンドミニアムからイングリッシュベイの景色が一望できるのですが、奥様手作りの和食のディナーや珍しいお酒を戴きながらの夕陽は素晴らしかったです。
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日本に戻り、友人と出かけた新宿の東郷清治美術館。絵を見る前に、まず高層の窓から見た東京の景色を写真に撮りました。上の写真には、遠くにスカイツリーが、下の写真には現在建設中の国立競技場が写っていました。
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その美術館で見たものは、カール・ラ―ションの作品の展示、生活に密着したものも、見事にArtにしてしまうカールとその妻(カーリン)。私達にも馴染みのあるIKEAの家具とも関連があったのです。
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お天気の良い日曜日、友人に会いに小田急線の経堂駅へ。腰痛持ちの私には少し不安がありましたが、思い切って歩いてみたら、以前は20分でしたが、25分で着きました。前回の日本滞在の時は腰痛が酷く、2つの電車を乗り継いで行った経堂駅。帰りもそれ程苦痛なく、歩けました。
お天気が良い日で、待ち合わせの建物から富士山が見えました。久しぶりに見た富士山にちょっと感動。小田急線の駅はどの駅も、富士山が見えるように工夫されているとか。
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その後、友人とランチ、久しぶりに日本のお寿司を味わいました。それほど広くない店内で、若い寿司職人さんがテキパキ働いている光景も新鮮に感じました。
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我家のお庭の柿の木に実った柿。まだ熟していないけど少し収穫してみました。少し固めだけど、程よい甘さで日本の秋が味わえました。
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# by amtask | 2018-11-02 10:45 | Comments(4)

バンクーバーの不動産バブル(その後5)2018年10月

今月の10月20日、BCREA Housing Market Updateが発表された。この統計により2018年9月のBC州の不動産市況の概要を知ることができる。現在2018年の10月下旬、2016年8月の衝撃的な外国人購入者に課せられた不動産追加取得税の新税から2年が経った。今から思えば、あの頃はバブルの最盛期だったと思う。地域によってバラツキはあるものの、3年で2倍に跳ね上がった不動産価格、日本で不動産バブルを経験した私から見れば、まさにバブルの頂点に思えた。長年バンクーバーに住む友人や知人は、バンクーバーの不動産は疑いもなく「買った時が一番安い」と、信じている人が多かったからだ。日本のバブルの時もこんな状況だった。

そして、とめどもなく上昇していく住宅の価格を、何としてでも押さえ込もうとする政府の姿勢も、日本のバブル時と似ているように思う。開かれた市場では、市場が自由に価格を決めるものだと思うが、特殊な状況では、政府の介入は必要かもしれない。

以前私のblogのひとり言(不動産バブルその3、その4)で、外国人不動産購入者に課せられた追加取得税(当初は15%だったが、翌年は20%になった)の他にも、空家税(empty home tax)・投機税(speculation tax)が新設されたことを書いた。その2つの新税は、外国人だけでなく、カナダ市民でもBC州の非居住者・BC州の居住者にも課税される場合があるのが、外国人買主にかかる追加不動産取得税とは違うところだ。その新税の目的は、BC州の住民の為に住宅の供給を増やし、BC州の住民が住み易いように、というものだが、その2つ新税の施行から半年後の今、価格の上昇を抑える効果はあったのだろうか。今月発表された9月度の統計を見てみると、

Listing (売り出し物件数の前月比)は、戸建て(+33%)・コンド(+36%)

Sales(売買件数)は、前月比(-17.3%)、前年同月比(-43.5%)10年の平均(-36.1%)

Sales/Active listing, 全体(12.2%) 戸建て(7.8%)、タウンハウス(14.8%)、コンド(17.6%)

Benchmark priceは、$1, 070, 600、前年同月比(+2.2%)

以上の統計から、①不動産の在庫が増え、②売買件数が減り、③売り手市場から買い手市場に移行しつつあるが、④1年前に比べ価格はまだそれほど下がっていない、ということが分かる。

半年前の私のblogを読み返してみると、2018年4月の統計によると、売買契約の件数は減ったが、売り出し物件が少ないため、価格は下がっていないと書いた。半年後の現在、ようやく売り出し物件が増え、徐々に価格も下がってきた。特に高級住宅地で知られるWest Vancouverの一戸建ては、全く売れない状態が続いた。最近少し動き始めたようだが、完全に売り手市場から買い手市場に移行し、売り急げば、大幅な値下げをしなくてはならない状況になっているとか。

5年ほど前、知人がWest Vancouverに建つ家を売りに出した。価格は3ミリオンドル(日本円で約3億円弱)、売りに出した日に複数の買い注文が入り、あっという間に売主の希望価格で売却できた。その家は、彼は10数年前に1ミリオンほどで別荘とした購入した家だった。

ところが同じ地域で、2016年の夏に外国人買主に課される追加取得税15%の新税が施行された直後しばらくは、その地域で1軒も売れなくなってしまったそうだ。そして今も売りにくい状況が続き、家を売り急いだ所有者は、3ミリオンドルで売り出した家を、不本意にも約1ミリオンドル下げて売ったという話もきいた。

急激な市況の変化で、あっさり売り手市場が、買い手市場になってしまった。その理由は、最近の数回にわたる金利の上昇・厳しいモーゲージのルールの強化もあるが、BC州政府の新税の影響が大きかったからだと思う。州政府の目論見通り、今年の夏から秋にかけて、ようやく価格の高騰は抑えられたと言える。バブルはとうとう弾け始めたようだ。

そして、この秋、BC州政府は、新税発効後の様子を見て、この新税を見直した。どんなふう見直し調整したのか、それによって、不動産バブルはどこまで弾けるのか、弾け止まるのか、その結果として、地元住民が、リーズナブルなコストで、快適な住宅に住むことができるようになるかどうか、引き続き注意深く、見守っていこうと思う。


# by amtask | 2018-10-24 22:41 | ◎ ひとり言 | Comments(2)

瞬く間に過ぎていった9月

9月の初旬、ボーエンアイランドに行き、過ぎ行く夏を惜しんできましたが、あれから瞬きもしないうちに、10月になってしまいました。

毎年の事ですが、9月に入るとバンクーバーの木々の紅葉が始まり、日ごとに色を変えていく街路樹に秋の到来を感じます。

私の行動半径の中にある、コールハーバーやウェストエンドの景色も、緑から黄色やオレンジに変わりつつあります。

コールハーバー地域は比較的新しく開発された地域。木はまだ若く、大きな木が殆どありませんが、近くを通る幹線道路の

West Georgia 通り沿いの街路樹は木も大きく、きれいに紅葉していました。

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以前住んでいたWest End 地域は、100年も前にヨーロッパからの移住者が住みついたという古い街、木々の紅にも趣があり、この街を歩くだけで気持ちもや安らぎます。

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自然の変化と共に変わる景色は趣があって好きですが、最近街を歩くと、やたらにビルの建設の工事現場が増えたことを感じます。バンクーバーの街は23年後、どんな街になっているのでしょうか?

まず、我家の住むアパートの窓から見える工事現場、広いカナダで、こんな狭い土地に高層アパートの工事が始まりました。

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3年前まで住んでいたアパートの近く West End では、大規模な複合ビルの開発が進んでいます。以前は、低層のビルが並んでいた通り沿いに、今、アチコチで高層ビルが建設中。数年前に、この地域の開発のルール(容積率や高さ制限などが緩和された)が変わったからだと思います。

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ロブソン通りから見えるニセアカシアの木、この鮮やかな色を見ると秋の到来を感じるのですが、写真を撮ると、木々の間から、日本人の建築家・隈研吾氏デザインの斬新な形のビルが建設される敷地が写っていました。大分前から古い建物の解体が始まっていたのですが、今はきれいに整地され、フェンスで囲われていました。

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<ちょっとしたハプニング>

最近の小さなハプニングといえば、バスの中で落とした布製の買い物袋(以前、日本でテニスコートで使っていた大きめ布製のバッグ)が、無事私の手元に戻ってきました。

ある日、八百屋さんで買い物をして店を出ると、すぐ近くのバス停にバスが来ていて、数人の人が乗り込むところ、私は走っていってバスの飛び乗ったのです。買った野菜などを、その布製のバッグに入れる間もなく、バスは目的地に着き、また慌ててバスを降りたのですが、降りた直後、バッグが無いことに気が付きました。余り軽くて、腕からすり抜けて落ちたのに気が付かなっからでしょう。そのバッグには、日本製の傘と、小さな水筒が入っていただけでしたが、愛着のあるバッグだったので、翌日バス会社の遺失物係の事務所に行き、状況説明して探して貰いました。古くてきれいとは言えないバッグですが、係の人から手渡された時の嬉しさは忘れられません。自分への教訓として、バスには飛び乗らない・持つ荷物の数は2つまで、という決めました。

それにしても、私が乗るバスの運転手さん達、とても親切。ほとんどの地元の人達は、降りる時、後方のドアからでも、Thank you!と大声で、運転手さんにお礼を言うのです。私もそれに見習って、Thank you❕と言って、バスを降りるようにしています。


# by amtask | 2018-10-02 03:20 | Comments(4)

夏の終わりにー久しぶりのボーエンアイランド

9月も半ばを過ぎ、いつの間にか街路樹が紅葉し、すっかり秋になってしまったバンクーバーですが、10日ほど前、夏が戻ってきたような晴天の日がありました。

毎日天気予報を見て、夏を追いかけていた私、たった1日だけの晴天の日を狙ってボーエンアイランド行きを計画。天気予報は的中し、その日は朝から珍しく良いお天気。

飲み水に少しばかりのお菓子をもって、10時に家を出発。2時間足らずで、ボーエンアイランドにつきました。行き方は簡単で、我家から徒歩10分のバス停からホーシュベイ行きのバスに乗り、そこでBCフェリーに乗り替え、20分で目的地に着くのです。

その日は晴れて夏のようなお天気だったので、広い船内はガラガラ、ほとんどの人はデッキで海の景色を楽しんでいました。

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島に上陸して、まず目に入ったのが図書館、9年前にもありました。また一つだけあった公衆トイレは、きれいで大きくなっていましたが、やはり1つだけしかありません。

船を降りた殆どの人達は、最も一般的なキラニ―レイクへ行くハイキングコースの方に歩いて行きました。私達は2回も行ったので、今回は波止場の直ぐ近くの海岸に行くことにして、観光案内所に寄って見ました。案内所と言っても。街角に机が置いてあり、2人の女性が地図を配ったり観光客の質問に答えたりするだけの仮設です。

この島に初上陸した年前の10月、観光案内所を探して、通りがかりの人に聞いてみると、「今は冬なので観光案内所はやっていないの。どこに行きたいの?」ということで目的地を告げると、道順を教えてくれました。この島では夏の次が冬、秋は無いようです。

今回、私達が行きたかった海岸への行き方は、「徒歩10分ほどで、角を一ツ曲がるだけで簡単よ」と、案内所の女性が教えてくれました。言われた通りの道を歩くこと約10分、海岸(Sandy Beach)に着きました。

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予想通りの静かなひっそりとした海岸、男性が一人だけ海岸の倒木に座っていましたが、間もなくその人も去り、誰も居なくなりました。

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誰も居ない海から右側の方に目を移すと、大きなレジャーボートや、ヨットが沢山浮かんでいます、人や鳥の気配も感じられる活気が感じられる海がありました。

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Sandy beachは、特別な景勝地ではありませんが、私が想像した通りの静かな海でした。その穏やかで心和む海の景色を独り占めすること約1時間。次の夏は、この海岸でランチしたりスケッチをしたり、のんびり過ごせたら・・・、と思いました。

時計を見ると、間もなく1時。静かな海岸を後にして周囲を見回すと、カヤックが沢山摘んであるのに気が付きました。真夏の頃はこの静かな海も、海の好きな人々で賑わうのでしょうか。海岸から道に戻る前に、もう一度、海を眺めると木陰の間から静かな海が見えました。

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お腹もすいてきたので、船着き場を通り越して、街の方へ向かいます。その周辺はレストランやベーカリー、骨董品を売るお店が集まっていて、その近くには、General storeなどがある小さなモールもあるはず。

港から緩やかな坂道を登っていくと、以前来た時に見た古い建物やレストランがありました。でもお店の数は増えていて、建設中の工事現場もあり、この小さな静かな街も、随分成長しているように見えました。

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私達は、小さなモールの中の小さなお寿司屋さんに入りました。狭い店内のテーブルは全部埋まっていたので、私達はカウンター席で空腹を満たしました。昼食後は、またゆっくり坂道を降りて歩いて波止場の方へ。

波止場の近くまで来ると、市バスが2台停まっているのを見ました。私がバンクーバーで利用しているバスが、この島にも走っていることにちょっと驚きました。私が日常的に使っているマンスリーパスも使えるかもしれません。

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時間がたっぷりあるので、波止場近くの小さなアートギャラリーに入ってみたり、カヤックのお店を覗いたりしても、フェリーの乗船時間まで1時間ありました。

少し歩き疲れたので、強い陽射しを避けて、木陰にある古いベンチでボーット周囲を見回しながら、ゆったりした時間を味わいました。9年前に来た時は10月、すでに陽射しが恋しくなる季節だったので、日当たりの良い船着き場のデッキで、至福の時を味わったことを思い出しました。

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予定通り、3時過ぎには再びフェリーに乗り、島を後にしました。またフェリーはあっけなくホーシュベイに着き、バスに乗り換えて家に戻ったのが4時過ぎ。小学生の時の遠足より短いOne day tripでした。

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# by amtask | 2018-09-18 14:40 | Comments(2)