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バンクーバーの不動産バブル

衝撃的な、外国人に課せられる追加不動産取得税

7月25日の朝、テレビを見ているとき、この新税についての報道がなされた。
その新税とは、外国人が居住用不動産を取得し、登記をする際にかかる追加的な取得税。
通常の取得税の計算は、取得する不動産価格の1~3%なのに 新税は、FMV(公正市場価格、通常の取引では購入金額)×15%、取得税としては、異例なほど高額な課税だ。その新税が追加取得税として、通常の取得税に新税が加算されることに決まったのだ。
(詳細については、文末「新税の詳細」をクリック)

最近、バンクーバー市を中心とする空き家問題が社会問題にまで発展し、新聞なので、その対処法を市政府が模索しているのを読んだ。
それが、いきなり新税の新設、それも発表から8日後の8月2日が施行日だと聞いて更に驚いた。それまでは1年間空き家にしていた不動産の所有者には、従来の固定資産税の他に罰金的に追加の固定資産税を課税する議論があるのはきいていた。
地方政府が、不動産の高騰を食い止める方法を探っている理由は、この地域に住んでいる多くの住民が、急激な価格高騰の為に、この地域では住宅を買えなくて、遠くに引っ越さなければならない状況になってしまったからだ。
確かに住宅の価格は、私達が移住する前から高騰し続け、私達はその上昇しの途中でようやく自宅を購入できたのが、去年の春。それ以降、更に急上昇し、1年に平均20~30%の上昇、中には30%以上価格が高騰したしたものもあった。それに連動して固定資産税も高騰、住んでいるだけで住宅費用が生活を圧迫するようになった。我家の場合も固定資産税は25%上昇してしまった。

その住宅価格の高騰の理由は、富裕な外国人が、バンクーバーの不動産を安全な実物資産として購入したものの、「住まない」・「貸さない」という状態なので、古くからこの地域に住む住民は、目の前に沢山空き家があるのに「買えない」・「借りられない」ということになってしまった。その結果、売りに出た家には、買い手が殺到し、価格がどんどん吊り上がっていった。
また賃貸市場も同じように、貸し出される住宅が少ないので、家賃が値上がりし、借りたくても借りられない状況に陥っていた。最近は年20%も高騰したそうだ。それを地方政府は、何とか一般住民がこの地で暮らせるようにしたいと打ち出したのが、この抜き打ち的な新税だった。

長きにわたって膨らみ続けたバンクーバーの住宅バブル、この新税でどれほど弾けるのか。政府が新税を発表した7月25日以降の報道を、いくつか拾ってみた。

【7月25日以降の報道】
〇価格高騰の理由は、富裕外国人が、この地域の居住用不動産を購入し、価格を釣り上げた。例えば、6月10日~7月14日までに外国人が居住用不動産を購入した金額は約1ビリオン(10億ドル)この地域の取引額の86%に当たる。

〇価格高騰の現状
バンクーバー地域の住宅価格は2001年から2016年までに約450%(4.5倍)に高騰した。
また2015年夏から、2016年夏までの1年間は特に価格高騰が激しく、年36%も価格が上昇した例もある。
 このバンクーバーの36%の高騰(5連続4半期)は、世界37都市の中で最高、因みに2位はシンガポール(22.5%)、カナダの他の都市を見るとトロントは(12.6%)だった。

〇その勢いを増す価格上昇を食い止めるために、バンクーバー市が考えたのが、空き家に罰金的な「空家税」を課税、空家を貸しに出させることも考えているようだが、まず先に出てきたのが抜き打ち的に発表された外国人購入者に課税する新税 。それらの新税で得た税収は、庶民が住める賃貸住宅の建設に回すという。

〇新税発表後のHome sales(住宅販売数)は、2016年7月は、前年比(19%)、前月比(27%)の下落率を記録した。しかし、価格は季節的に落ち込む時期なのに、すべてのタイプの一般的な住宅のベンチマークは上昇、前年の7月に比べて32.6%上昇した。売り出された中古住宅(いわゆる在庫)は、1年前に比べて27%も減少している。バンクーバーの不動産のマーケットは、需要に比べて供給が極端に少ない品薄状態が続いていた。
しかし、さすがに7月25日に比べて、8月22日の平均住宅価格は17.1%下がった。

〇今後の価格動向は?
2016年の第3四半期の予測は、年率10%上昇するという見方もあるが、大手銀行やモーゲージ会社は、不動産価格は今後50%値下がりする可能性もありとして、対策を講じているという。

〇この劇的な新税の導入を、地域の住民はどう思っているのか。ある調査によると、90%の人が賛成しているという。
新税に加えて、厳しいルールを設定するべきだと考えている住民や、中央政府のメンバーもいるという。
しかし、この新税のお蔭でカナダ住民が売りに出した家が売れずに、連鎖的にカナダ住民の住宅の買い替えが困難になっているケースもあり、この新税で影響を受けるのは外国人だけでなく、カナダ市民や住民もその影響が及ぶこともあり、ことはそんなに簡単ではないという気がする。

〇因みに、他の国では、外国人の住宅購入について、どのような対策を講じているのだろうか。私の知っている範囲では、
オーストラリア:外国人は新築住宅とリゾート物件しか買えない。
東南アジアの国の中には、外国人は、建物は購入できるが、土地は買えない国がある。

新税が施行されて、まだ1か月が経ったばかり、今後の不動産市況を外国人も地域の住民も固唾を飲んで見守っている状態が続く。

新税の詳細
# by amtask | 2016-09-07 03:41 | ◎ ひとり言 | Comments(2)

戻ってきた夏 ウィスラ―へのキャンプ旅行(その3)

ゴンドラに乗って下りてきたウィスラービレッジは、まるで繁華街のよう。
ウィスラーやブラッコムに登るゴンドラ乗り場の近くには広場があり、色々なベントが開かれるようです。
その日、特別なイベントはなかったのですが、平日の午後なのに大勢の人が出ていました。
広場の周りには、レストランやホテルが立ち並び、どこかの都会の一部を切りとって持ってきたような感じ。
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ウィスラービレッジには有名なホテル(例えばウェスティン・ヒルトン・フォーシーズン・デルタ・パンパシフック)などがあるのですが、偶々通りかかったホテルの近くにコーヒーショップ(スタバ)があり、木陰の下で喉を潤しながら、iPodでメールのチェックもできました。
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その後は予定の時間に友人ご夫妻と合流し、夕方、まだ明るいうちにキャンプグラウンドに戻り、一休みした後はシャワーを浴びたり、ビールを飲みながら食事を楽しんだり・・・。凄く綺麗な満月も見られて満足した夜でした、

翌日の3日目も晴れ。
午前11時までにキャンプグラウンドをチェックアウトしなければならないので、10時過ぎに出発。途中景色のよい所で写真を撮ったり、
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また少し走り、シャノン・フォールズ州立公園に寄りました。
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この公園はBC州の州立公園、シャノン滝はBC州で3番目に高い滝なのです。
数年前、スコーミッシュに住む友人の家に遊びに行った時、遠くからシャノン滝を見たのですが、今回は真下から見られて、迫力が感じられました。。滝の名前は、この地域を開拓し、1889年に最初の建物を築いたウィリアム・シャノンに因んでつけられたとか。
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滝を見てから、キャンピングカーの中でランチした後は、一路バンクーバーへ。バンクーバーの我が家の近くに戻った時は、まだ午後2時過ぎ。日帰りもできる近さです。でも今まで、ウィスラーはスキーシーズン以外は、余りに身近で馴染みがありすぎて、「今更ウィスラーへ?」という感じでした。でも最近(と言っても数年前)Peak2Peak のゴンドラが新設されたり、マウンテン・バイク・パークができたり、四季を通じて楽しめる近場のりーゾート地として、見直されたようです。。私はマウンテン・バイクはできませんが、冬はもちろん夏でも充分楽しめることが実感できて、また行きたい気持ちになりました。
戻ってきた夏と友人ご夫妻のお蔭で、ウィスラーでの真夏を堪能した3日間でした。
# by amtask | 2016-08-27 09:51 | Comments(4)

戻ってきた夏―ウィスラ―へのキャンプ旅行(その2)

2日目の朝も良いお天気、キャンピングカーの中でのんびり朝食をとり、10時頃にウィスラー・ビレッジに向けて出発。30分も走るとビレッジに着きました。まずウィスラー山に登るのですが、切符を買うのに一苦労、すでに長蛇の列ができていました。それも何とか乗り越えて、ゴンドラに乗り山頂へ。
(ウィスラー・ブラッコムのエリアについての説明は【注釈】へ)
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ゴンドラ乗り場には、私達のようにハイキングをする人達だけでなく、自転車(マウンテンバイク)を持って乗り込む人が沢山いました。でもその人達は別の列に並び、また1つのゴンドラ(Whistler Village Gondola)には、数人しか乗っていないので、楽に外の景色の写真を撮ることができました。
10数年前の冬、雪景色の中、このゴンドラに乗ってスキーを楽しんだのですが、真夏の景色に変わった今は全くの別世界でした。

ウィスラー山の山頂に到着したゴンドラを降りて、大きな案内板を見ると、色々なハイキングコースの案内がありました。どのコースに行くか迷っていると、ボランティアの案内係の人が説明してくれたのですが、どれも距離があり時間もかかりそう。なので山頂近くの周辺を歩いてみる程度にしました。
ハイキングを短く省いたのは、Peak2Peak というロープウェイに乗り、ブラッコム山にも行く予定だったから。またその日、友人ご夫妻とは別行動なので、ビレッジの駐車場に4時に待ち合せていたからです。
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案内板から離れて歩きはじめると、もうそこは標高2000mを超える高地、素晴らしい見晴でした。冬の雪景色では見られない、緑やブルーの景色の中で可憐に咲いている高山植物も楽しめました。もう満開の時期を過ぎてしまったものもありましたが…。
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次回はもっと遠くまで歩いてみようと心に決めて、Peak2Peakというゴンドラ乗り場へ向かいました。
Peak2Peakの乗り場は、ビレッジからウィスラー山に登った時のゴンドラの発着所の近くにありました。このゴンドラは、ウィスラ―とブラッコムの2つの山の山頂を繋ぐものですが、2015年ギネスブックに認定された世界記録が2つあります。高さと距離です。谷底からの高さが436m(因みにスカイツリーは634m)・2つの山頂を繋ぐ距離は4.4㌔、しかも支柱は4本のみ。中央3㌔は支柱がないのです。
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実際に乗ってみると、急傾斜なのに、支柱がほとんどありません。ゴンドラから見える景色も素晴らしいですが、ゴンドラに乗ること自体の緊張感とスリルを感じて、目はゴンドラの先のロープに釘づけになっていたと思います。
私がスキーでこの山に来た時は、リフト券を買うと、2つの山を好きなだけ滑ることができるのですが、1つの山からもう一つの山に行くためには、一度下に降りて、また別のゴンドラやリフトで上に登らければならず、結局は1つの山を滑るだけで1日が終わってしまうのが常でした。それを考えると便利になったものです。
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ブラッコムの山頂に着きました。ウィスラ―山に比べて、男性的で豪快な感じは、以前と変わっていません。ちょうど観光用ヘリコプターが待機中、しばらくして離陸、遠くの空に飛んでいきました。
ゴンドラの発着所の傍には、レストランがありました。どこかで見た景色とそっくり!
一昨年の夏、スコーミッシュの近くにSea to Sky という吊り橋ができて、橋を渡ったところにレストランがあったのですが、よく似た景色です。
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暫く散策して、ウィスラ―ビレッジに戻るのですが、ブラッコム山の下に降りる方法がよくわかりません。そこでもう一度、全く同じルートでビレッジに戻るため、再びPeak2Peakに乗りました。同じルートを辿っているはずなのに、見える景色が微妙に違うので、面白かったです。
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夏に来たのは初めて、冬のスキーの代わりに、夏はマウンテンバイクが楽しめるようになっていたのです。リフトにしても、人が載ったリフトの前後に自転車だけを摘んだリフトが登っていくのも、季節を表している様でした。
冬とは全く違うウィスラー・ブラッコム山、景色の色合いも人々のアクティビティも、180度ぐらい違うのです。そんなことに驚きながら、ビレッジに戻ったのです。
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                            ーその3に続きます
 
【注釈】ウィスラー・ブラッコム(Whistler-Blackcomb)は、カナダのブリティッシュコロンビア州南西部、ウィスラーにあるスキーリゾート。
ウィスラー・ビレッジ(以下ビレッジ)と呼ばれるエリアには有名ホテル、レストラン及びバー、コンドミニアム、別荘などが密集している。ビレッジは標高675m(2,214フィート)で、バンクーバー、及びバンクーバー国際空港からはおよそ126km(78マイル)の位置にある。
ウィスラー・ブラッコムは2つの山であるウィスラー・マウンテンとブラッコム・マウンテンからなり、スキー場として開発された。標高はブラッコム・マウンテンの方が高く、2,284m(7,494フィート)あり主要33本のリフトにより200以上のコースにアクセスすることが出来る。ビレッジとの標高差1,609m(5,280フィート、または1マイル)は北米エリアのスキー場としては最大規模を誇る。ウィスラー・ブラッコムはまた滑走可能エリアでも北米エリアで最大規模であり、その広さは8,171エーカー(33km²)であり、コロラド州にあるベイルリゾートの5,289エーカー(21km²)と比較して1.5倍の広さがある。いくつかの資料によればウィスラー・ブラッコムは世界最大のスキーエリアであると言われるが、ヨーロッパにあるスキーリゾート(フランス、オーストリア、スイスなど)はエリア全体を計測するのではなくコースの全長を計測しているため、単純にどちらが大きいのかという比較は難しい。ブラッコム・マウンテンには3つの氷河があり、6月から8月までは夏期スキーも出来る。2010年冬季オリンピックでは男女のスラローム、大回転、ボブスレー、リュージュ及びスケルトン競技が開催された。(Wikipediaから引用)
# by amtask | 2016-08-26 15:12

戻ってきた夏-ウィスラーへのキャンプ旅行(その1)

「今年の夏は短くて、秋の気配が漂う頃になった」などと、前のblogで書きましたが、
8月も10日を過ぎた頃から、ずーっと晴れて、真夏が戻ってきたような日が続いています。そして8月の半ば過ぎには、ウィスラーへ2泊3日のキャンプ旅行に行ってきました。
何故ウィスラーかといえば、最近ハイキングに行った人の話によると、雄大な景色の中で、高山植物も見られたと聞いたからです。それも8月半ば頃までと聞き、行きたいな~と思っていた時に、折よく友人ご夫妻からキャンプ旅行を誘われ、ウィスラー行きをリクエストしたのです。

ウィスラーはスキーリゾート地として有名ですが、最近は夏も山岳リゾート地として人気が出てきたところ。バンクーバーの中心部から車やバスで約2時間ほどで行けるので、日帰りでも楽しめる便利さがうけたのでしょう。
カナダに移住する前にも2回ほど、日本からスキー旅行で行ったり、バンクーバーに移住した後も、ドライブ旅行の行き帰りに、休憩のため寄ったことも何度かありますが、真夏のウィスラーに滞在するのは、今回が初めて。

1日目の朝、Yさん御夫妻のキャンピングカーがうちのアパートの前に到着、私達をピックアップしてウィスラーに向かいました。
予報の通りお天気もよく、真夏のような陽射しが照り付ける暑い日でした。

バンクーバーからウィスラーに向かう途中にスコーミッシュという町があり、その周辺のゴルフ場で休憩、スコーミッシュは、ロッククライミングで有名なところ、ロッククライマーを魅了するような岩が見られるところです。
近くのモールで、今夜のディナーや翌日の朝ごはんの為の食品や飲み物を調達、またしばらく走り、軽いランチを取るために、湖の傍の公園に車をとめ休憩。
夏が戻ってきたので、大勢の家族連れが遊びに来ていましたが、私達はちょっとは外れの人気のないところで、家で作ったおにぎりやパンなどで、空腹を満たしました。
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お昼過ぎ、再び車に乗り込みウィスラーの少し手前のキャンプグラウンドに到着。
チェックインして、割り当てられた場所にキャンピングカーを停めました。
まだ夕方というには早い時間、ようやくほっと落ち着いてTea time。
4人で相談の結果、「今日はこの周辺を散歩するぐらいで、のんびりしよう」ということになり、ワインをあけて乾杯。昼間から飲むワインですっかりリラックスし、リゾート気分に浸りました。
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キャンプ旅行は2回目。いつもの日常生活より多少不便ですが、その代わりに大自然の真っ只中で過ごせる時間は得難いもの。周囲には、天を突くような巨木がそびえる大自然が身近にありました。
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しみじみ周りを見渡せば、遠くに雪が残った山々が見え、日が暮れると、満月に近い大きな月が登り、全く非日常の世界でした。(雪に見えたのは氷河だと、後で知りました)
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少し離れたところのキャンピングカーの周囲では、すでに子供たちを含めた大家族が夕食の準備、私達も外のピクニックテーブルに、夕食の準備を始めました。
チェックインの時に、「外で火を使う料理をしないように」と注意があったそうです。理由は熊が来るからだとか。匂いに誘われて熊が現れるというのでしょうか。また外で火を焚いてもいけないそうです。それはWild fire(山火事)を警戒しているからでしょう。キャンプファイヤーを予定していた友人は、ちょっとがっかり。
そんな訳で、私達は、キャンピングカーの中でお肉を調理して、外で食べることにしました。
ご馳走は沢山なかったですが、遠くの山々を見ながら、涼しい風に吹かれて食べるお肉の味は最高でした。
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さて明日はいよいよウィスラーに行き、ハイキングで山を歩き、Peak 2 Peakという新しいゴンドラに乗る予定。早く寝ることにしました。
# by amtask | 2016-08-23 03:23

短かった夏の終わりにーサイモンフレイザー大学へのお散歩

8月上旬、私達のリアルターさん(不動産屋さん)のおうちに招待され、ランチとお喋りを楽しんだ後、近くのサイモンフレイザー大学を案内して戴きました。
郊外の山々が見える雄大な景色を背景にした大学の敷地は広大で、散歩の為に連れ出したワンちゃんも嬉しそう。このワンちゃん私達にすぐなついてくれて、楽しい散歩がより楽しくなりました。
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学校の構内は夏休みなのでひっそりしていますが、チラホラ構内を歩く学生さんや、近所に住んでいる子供達の姿も見られて、のどかな学校構内の雰囲気を満喫しました。
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構内には、Terry Fox(テリー・フォックス)さんの像が建てられていました。
ガンで右足を失っても、カナダ横断8000㌔のマラソンに挑戦した彼は、カナダの人々に希望と勇気を与えてくれたとして国民的ヒーローになり、カナダでは知らない人はいないくらい有名なのだそうです。私も名前こそ覚えていませんでしたが、そのストーリーは知っていました。彼はサイモン・フレーザー大学の学生さんだったのです。
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夏の強い陽射しも陰り始めたので、広大なサイモンフレーザー大学を後にしました。
バンクーバーで私達に身近な大学は2つあり、一つはブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)もう一つの大学がサイモンフレーザー大学(SFU)、この2つの大学は州立大学です。他にも私立大学はあるのですが、カナダでは州立大学が主流のようです。
UBCは移住直後に通っていた英語学校の郊外授業や色々なイベントで数回行きましたが、SFUに行ったのは初めてでした。こんな自然あふれる広大なキャンパスで、学生さん達はのびのびと勉学に励み、友情をはぐくむことができるのでしょう。この学校の学生さんが、ちょっと羨ましく感じた午後でした。
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# by amtask | 2016-08-21 04:14